外為サマリー:147円90銭台に上昇、日銀副総裁の発言に反応

投稿:

為替

 2日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=147円92銭前後と前日午後5時時点に比べ86銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=172円98銭前後と同56銭程度のユーロ高・円安で推移している。

 日銀の氷見野良三副総裁が2日、道東地域金融経済懇談会で午前に挨拶を行った。このなかで、各国の通商政策に影響に関し、「影響が思ったより小さくなる可能性も、大きくなる可能性も、両方考えられるところで、当面はより大きくなる可能性の方により注意が必要ではないかと考えている」との見解を示した。想定よりも利上げに積極的な発言が出なかったことを受け、ドル売り・円買いポジションを解消する動きが出た。午後の記者会見においても、利上げに前向きだとの受け止めが広がるには至らず、断続的なドル買い・円売りによりドル円は上昇した。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1695ドル前後と同0.0030ドル程度のユーロ安・ドル高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。