商社株に投資資金の流入目立つ、バリュー株選好の流れに乗りバフェット効果も反映◇
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三井物産<8031.T>が一時131円高の3538円まで買われ年初来高値を更新したほか、三菱商事<8058.T>、伊藤忠商事<8001.T>、丸紅<8002.T>、住友商事<8053.T>など総合商社株が軒並み物色人気化。業種別騰落でも「卸売」は33業種中で値上がり率首位を争う状況となっている。全体相場は半導体関連などハイテクセクターの高PER銘柄から、バリュエーションに割安感のある銘柄群に資金シフトの動きが観測されている。流動性の高いバリュー株として商社株がそのターゲットとなっているもようだ。前週にはウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイの三菱商の株式保有比率が議決権ベースで10%超となったことが判明した。他の大手商社株も漸次買い増すとの見方が広がるなか、これも追い風材料となって商社株が投資マネーを誘引している格好だ。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS