<動意株・1日>(大引け)=アドウェイズ、abc、BTMなど

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材料

 アドウェイズ<2489.T>=後場上げ幅拡大。正午ごろ、金融市場特化型広告ソリューション「Ads-u for Finance(アズユーフォーファイナンス)」の提供を開始したと発表しており材料視された。「Ads-u for Finance」は、アドウェイズ独自で持つオンラインのユーザー行動データと広告運用のノウハウを融合させた、金融領域のマーケティングに特化したソリューション。従来のターゲティング機能だけでは難しかった、ユーザー単位のパーソナルな金融データをもとにしたターゲティングを実現し、広告の配信効率と成果の最大化を実現するという。これにより証券、FX、カードローン、クレジットカード、不動産投資、保険、銀行などの金融商品に興味を持つユーザーに対してダイレクトな広告配信を可能にし、広告主のマーケティング効果最大化を支援するとしている。

 abc<8783.T>=物色の矛先向かいストップ高。同社は前週末29日の取引終了後、暗号資産のボラティリティを監視し急激な値動きがあった時はアラートを発信するシステム「Vixサービス」を9月中旬から提供すると発表しており、手掛かり視されている。連結業績に与える影響は軽微とした。LBankに上場しているAGF Tokenのボラティリティを監視する。GYAN BLUEやWOWBITなども順次対象に追加していく予定だ。なお、同社は9月1日付でGFAからabcに商号を変更した。

 BTM<5247.T>=ストップ高。同社は前週末8月29日の取引終了後、さくらインターネット<3778.T>とセールスパートナー契約を締結したと発表しており、好感した買いが集まっている。さくらネットは自社運営の国内データセンターからクラウドサービスを含む各種事業を展開。パートナーネットワークの拡大を進めている。BTMは顧客へのクラウドの選択肢を増やし、最適なソリューションの提供を図る。

 日東紡績<3110.T>=大幅高で切り返す。前週末29日に下値サポートラインとなっていた75日移動平均線を終値で下抜ける格好となっていたが、きょうは一転して強さを発揮している。前週末引け後、同社は福島事業センター内にガラスクロスの生産設備を増設することを決議したと発表。AIサーバー市場の拡大に伴うスペシャルガラスの需要急増に対応したもので、これを材料視する買いを誘導している。株式需給面では貸株市場を通じた空売りの買い戻しが株価に浮揚力を与えているもようだ。

 ソーシャルワイヤー<3929.T>=急動意、一気に年初来高値更新。8月29日の取引終了後、美容、化粧品領域に特化したインフルエンサーマーケティング支援事業を展開するiHack(東京都千代田区)の全株式を9月3日付で取得し子会社化すると発表しており、これを好感した買いが流入している。今回の子会社化は、インフルエンサーPR領域の大幅拡大と複合的なデジタルPRの提供体制の構築を目指したもの。取得価額は8億800万円。なお、26年3月期業績予想への影響は精査中としている。

 六甲バター<2266.T>=急速人気で新高値。前週末8月29日取引終了後、ナッツ製品の製造を委託するとともに資本関係にあるミツヤグループ本社(福岡市南区)の株式を追加取得し、完全子会社化すると発表。これに伴い連結決算に移行し、25年12月期の純利益予想を12億円(単独の従来予想6億円、前期単独10億4100万円)に見直しており、これが好感されているようだ。なお、売上高、営業利益予想については単独の従来予想から変更はない。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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