10万円以下で買える、今期最高益＆低PER 27社【スタンダード】編 ＜割安株特集＞

　少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ＳＢＩ証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには注意が必要だ。

　東証スタンダード上場企業では738銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、今期経常最高益を見込み、割安を見分ける基準となるPER(株価収益率)が10倍未満の銘柄に注目してみた。

　下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)今期の経常利益が過去最高を見込む、(3)予想PERが10倍未満――を条件に投資妙味が高まる27社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは29日現在)

　29日(金)に配信した「10万円以下で買える、今期最高益＆低PER【プライム】編」も併せてご覧ください。

　　　　　　　　　　 最低投資　　┌ 経常利益 ┐　　予想
コード 銘柄名　　　　　　金額　 増益率　　 今期　　 PER
<2479> ジェイテック　　 24200　　 21.2　　　400　　 8.1
<8077> トルク　　　　　 26700　　　4.8　　 1300　　 6.7
<2652> まんだらけ　　　 34200　　　3.6　　 2130　　 7.4
<6837> 京写　　　　　　 36400　　 21.0　　 1200　　 6.6
<8135> ゼット　　　　　 43900　　　2.1　　 1300　　 9.8

<3494> マリオン　　　　 47700　　 14.9　　　600　　 9.3
<6819> 伊豆シャボ　　　 50000　　　4.4　　 1300　　 9.9
<3241> ウィル　　　　　 51600　　　7.2　　 1092　　 8.1
<8737> あかつき本社　　 55800　　 13.1　　 4400　　 6.3
<7987> ナカバヤシ　　　 56800　　 43.4　　 3175　　 8.7

<9685> ＫＹＣＯＭ　　　 67800　　　9.5　　　700　　 7.3
<2180> サニーサイド　　 74000　　 16.2　　 1900　　 9.8
<4174> アピリッツ　　　 79000　　　224　　　600　　 8.6
<4386> ＳＩＧＧ　　　　 79500　　　0.9　　　659　　 9.8
<2425> ケアサービス　　 80400　　　7.4　　　624　　 7.4

<7619> 田中商事　　　　 81200　　 43.2　　 1763　　 5.8
<8908> 毎コムネット　　 81400　　　0.7　　 2400　　 8.9
<8772> アサックス　　　 84300　　　3.8　　 5371　　 8.1
<9059> カンダ　　　　　 84300　　　4.3　　 3650　　 7.6
<5985> サンコール　　　 85900　　 45.8　　 4600　　 7.2

<2927> ＡＦＣ－ＨＤ　　 86600　　 14.5　　 2200　　 9.2
<9780> ビステム　　　　 87600　　 18.8　　 1450　　 8.5
<6488> ヨシタケ　　　　 89900　　　9.7　　 1590　　 9.6
<287A> 黒田グループ　　 91200　　 10.0　　 6100　　 9.7
<3551> ダイニック　　　 94600　　　7.0　　 2400　　 4.9

<1430> １ｓｔコーポ　　 94900　　　2.1　　 2530　　 6.5
<3181> 買取王国　　　　 95400　　 16.8　　　543　　 9.6

※単位は最低投資金額が円、経常利益が百万円、増益率が％、PERが倍。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80％以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。
※今期配当が無配の企業は除いた。

株探ニュース