話題株ピックアップ【夕刊】(1):クオリプス、電通グループ、フジHD
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■クオリプス <4894> 7,580円 +820 円 (+12.1%) 本日終値 クオリプス<4894>が5日ぶりに急反発。同社は28日の取引終了後、米国での展開に向け進めている改良版iPS細胞由来心筋細胞心筋シートの開発計画に関する方針が、米国食品医薬品局(FDA)から治験許可申請前相談会議で概ね合意を得ることができたと発表。今後はFDAの助言を踏まえ計画を微修正し、米国での治験許可申請に向けた準備を進める。今期の連結業績に与える影響はないとした。クオリプスはiPS細胞由来心筋細胞シートの開発などを手掛けている。同シートはヒトiPS細胞から作製した心筋細胞を主成分とする。シート状に加工した心筋細胞を心臓に移植することで、心機能の改善や心不全状態からの回復などが期待できる。 ■大同メタル工業 <7245> 917円 +60 円 (+7.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位 大同メタル工業<7245>が上値追いを加速し年初来高値を更新した。軸受けメタルの専業メーカーで自動車用エンジンをはじめ幅広い分野で世界屈指の商品競争力を誇る。業績好調で2ケタ利益成長トレンドが続くなか、PBRは0.5倍台に過ぎずバリュー株素地に富んでいる点も着目されている。日本時間前日の米エヌビディアの25年5~7月期決算発表を受け、AI半導体などデータセンター案件で高水準の需要が確認されたことで、東京市場でも光デバイス関連など関連銘柄に改めて投資資金を誘導する契機となった。そのなか、同社はデータセンターの発電機に使われる中高速ディーゼルエンジン用軸受けで旺盛な需要を獲得しており、会社側でも同商品分野を成長ドライバーとする方針を標榜していることで物色人気に火がついた。株価は5日移動平均線をサポートラインとする一貫した上昇トレンドを形成しているが、日足陽線の多さが目立っており、商いも厚みが維持されていることから継続的な実需買いの流入を示唆している。 ■ユタカ技研 <7229> 3,030円 +187 円 (+6.6%) 本日終値 ユタカ技研<7229>が後場に急伸し、2007年以来の高値圏に浮上した。同社は29日、インドの自動車部品大手であるマザーサンが子会社を通じ、ユタカ技研に対しTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。非公開化を目的とする。TOB価格は1株3024円で、ユタカ技研の株価はこれにサヤ寄せする動きをみせた。買付予定株式数の下限と上限は設定しない。2026年1月下旬をメドにTOBを開始する方針。ユタカ技研はホンダ<7267>を主要取引先とする自動車部品メーカーで、ホンダが筆頭株主となっている。マザーサンは少数株主が保有する株式の取得に動いた後、ユタカ技研の株主をマザーサンとホンダの2社のみとする株式併合を行う予定。最終的にマザーサンの議決権保有割合を81%、ホンダを19%とする。ユタカ技研はTOBに賛同の意見を表明し、株主に対し応募を推奨した。マザーサンは24年にホンダ系の八千代工業を買収した経緯がある。排気系部品など内燃機関に関するユタカ技研の部品について、マザーサンの販路を生かして拡販を狙う方針。ホンダはサプライヤーの経営基盤の強化を図る。東京証券取引所は29日、ユタカ技研を監理銘柄(確認中)に指定した。 ■リョービ <5851> 2,663円 +151 円 (+6.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位 リョービ<5851>が後場急騰し、年初来高値を連日で更新した。香港のテクトロニック・インダストリーズ・カンパニーが29日午後1時30分ごろに関東財務局へ大量保有報告書を提出した。新たに5%を超えて保有していることが明らかとなり、需給思惑的な買いが流入した。テクトロニック・インダストリーズ・カンパニーは電動工具を製造・販売している。大量保有報告書によると、同社の保有割合は5.03%。報告義務発生日は8月26日。保有目的は「戦略投資」としている。 ■電通グループ <4324> 2,924円 +164 円 (+5.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位 電通グループ<4324>が4日ぶりに急反発した。英紙フィナンシャル・タイムズ電子版が28日、電通グループが海外事業の売却を検討していると報じた。実現すれば数十億ドル規模の資金調達につながる可能性があるとしており、キャッシュの使途を巡る思惑から電通グループ株に買いが入ったようだ。記事によると、同社は一部売却から全面的な売却まで複数の選択肢で検討を進めており、年末までに計画を策定する意向だとしている。 ■電通総研 <4812> 6,610円 +350 円 (+5.6%) 本日終値 電通総研<4812>が大幅高で5日ぶりに反発。英紙フィナンシャル・タイムズ電子版が28日、電通グループ<4324>が海外事業の売却を検討していると報道。実現すれば数十億ドル規模の資金調達につながる可能性があるとしており、調達資金で電通総研の非公開化を図るのではないかとの思惑から買われたようだ。 ■フジHD <4676> 3,312円 +85 円 (+2.6%) 本日終値 フジ・メディア・ホールディングス<4676>が6日ぶりに反発した。28日の取引終了後、傘下のフジテレビジョンが前社長の港浩一氏と元専務の大多亮氏に対し、損害賠償請求訴訟を東京地裁に提起したと発表した。請求金額は50億円。元タレントの中居正広氏と元従業員との間で発生した人権問題を巡り、事実関係の調査や適切な対策の検討・実行などに関する善管注意義務があったにもかかわらず、これを怠ってフジテレビに損害を与えたとし、会社法423条1項に基づき、損害の一部について賠償を請求する。フジテレビのガバナンス改善につながる動きとの受け止めもあって、株価の支援材料となったようだ。 ■ソフトバンクグループ <9984> 16,230円 +320 円 (+2.0%) 本日終値 ソフトバンクグループ<9984>が売り買い交錯も目先筋の利益確定売りをこなし底堅い。前日はプライム市場で断トツの売買代金をこなし、日経平均株価押し上げの立役者となったが、きょうも上値指向が継続した。前日の米国株市場ではNYダウとS&P500指数が最高値を更新したほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も3日続伸し史上最高値更新を目前に捉えている。米ハイテク株に積極投資しナスダック指数との株価連動性の高い同社株にも追い風となっているほか、前日は傘下のアーム・ホールディングス も3日続伸と戻り足が鮮明で株価の下支え材料となっている。なお、ソフトバンクGは機関投資家向けハイブリッド社債(劣後債)の発行を予定しているが、発行額が当初見込みを上回る2000億円で確定し、きょう起債される。 ■MTG <7806> 4,590円 +90 円 (+2.0%) 本日終値 MTG<7806>が続伸。この日、美容ブランド「ReFa(リファ)」から、ブランド初のリカバリーウェア「ReFa VITALWEAR(リファ バイタルウェア)」を11月に発売すると発表しており、好材料視された。すべてのプロダクトに五島の椿オイルを含侵させた「血行促進繊維 VITALTECH(バイタルテック)」生地を使用し、一般医療機器区分「家庭用遠赤外線血行促進用衣」として、「血行促進」「疲労回復」「肩のコリ改善」「腰のコリ改善」「筋肉のハリ・コリ緩和」「筋肉の疲労軽減」の6つの効果が期待できる。11月15日にグランドオープンするReFaブランド史上最大の旗艦店となる「ReFa GINZA」で販売を開始し、21日からは公式オンラインショップでも販売を開始する。 ■M&Aキャピ <6080> 3,140円 +60 円 (+2.0%) 本日終値 M&Aキャピタルパートナーズ<6080>が続伸。28日の取引終了後、全国の新聞社や放送局などと共同で「事業承継・事業成長の選択肢」を広める「地域共創プロジェクト」の第16弾として、テレビ東京ホールディングス<9413>傘下のテレビ東京メディアネットと業務提携契約を締結したと発表。今回の提携は、M&AキャピのM&Aアドバイザリー実績と、テレビ東京グループの強力な経済分野に関する情報発信力・信頼性を融合させることで、経営者に多様な承継の選択肢を提示するのが狙い。「地域共創プロジェクト」では初の民放キー局との提携となり、23年10月に発表した全国新聞社との「地域共創プロジェクト」に続く新たな展開となる。 株探ニュース