外為サマリー:株高を手掛かりに一時147円49銭まで持ち直す場面も
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28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=147円30銭前後と前日の午後5時時点に比べ45銭程度のドル安・円高となっている。 27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円42銭前後と前日に比べ2銭程度のドル高・円安で取引を終えた。米5年債入札の堅調な結果などを受けて米長期金利が低下し、日米金利差の縮小が意識されるかたちで一時147円29銭まで軟化した。 この日の東京市場のドル円相場は軟調な展開となっている。反落して始まった日経平均株価が上げに転じたのをきっかけに147円49銭まで持ち直す場面もあったが、米連邦準備理事会(FRB)の独立性を巡る懸念が根強く戻りは限定的。きょうは日銀の中川順子審議委員が山口県金融経済懇談会に出席する予定で、利上げに前向きな発言をすれば円買い材料になることから積極的に動きにくいことも戻りの鈍さにつながっているようだ。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1645ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=171円53銭前後と同10銭程度のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS