話題株ピックアップ【夕刊】(3):ソラコム、スズキ、ぷらっと

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■ソラコム <147A>  1,076円   +1 円 (+0.1%)  本日終値
 ソラコム<147A>が3日ぶりに反発。午前11時ごろ、同社のIoT通信プラットフォーム「SORACOM」が、携帯型デジタルペット「たまごっち」シリーズの最新作「Tamagotchi Paradise(たまごっちパラダイス)」に連動する店頭端末「Lab Tama(ラボたま)」に採用されたと発表しており、好材料視された。「たまごっちパラダイス」は、バンダイナムコホールディングス<7832>傘下のバンダイが7月に発売した製品で、9言語に対応し日本はもとより、北米、ヨーロッパ、アジアなど世界中で販売されている。「ラボたま」は、育成中のたまごっちを“たまごっちラボに連れていく”という世界観のもと設置された店舗向けの大型端末で、ユーザーが「たまごっちパラダイス」本体を専用のトレイにセットすると、端末との通信が開始され、限定アイテムのダウンロードや限定のたまごっちとのブリードなどのコンテンツを楽しむことができるという。今回の「SORACOM」の採用により、世界中の店舗に設置された「ラボたま」へ、新コンテンツの自動配信や端末の稼働状況の一元管理を実現する。

■スズキ <7269>  1,937円   +1 円 (+0.1%)  本日終値
 スズキ<7269>は3日ぶりに反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「インド西部グジャラート州の工場で同社初の電気自動車(EV)となる『eビターラ』の欧州向けの出荷を始めた」と報じられており、これを好材料視した買いが入ったようだ。記事によると、日本を含む100カ国以上で販売する予定で、インドを輸出拠点としてEV市場におけるシェア獲得が期待されている。

■ぷらっとホーム <6836>  1,670円   +300 円 (+21.9%) ストップ高   本日終値
 ぷらっとホーム<6836>がストップ高。午後2時ごろ、レイヤー2ソリューション「INTMAX」を手掛けるスイスのリョダン・システムズ及びスカパーJSATホールディングス<9412>子会社のスカパーJSATと共同で、国内データセンターを拠点としたINTMAXブロックチェーンの実証を開始すると発表しており、好材料視された。今回行われる実証は、情報セキュリティー上の社会課題であるオンライン情報の改ざん防止やサービスユーザーのプライバシー保護の実現に向けて、Web3型分散ネットワークを構築し、全国・全地球規模で安定稼働するINTMAXの分散型インフラの確立を目的としたもの。ぷらっとは、IoTゲートウェイやセンサーなどのエッジデバイスとブロックチェーンを連携させる「ThingsToken」技術を提供。物理デバイスや現実世界の資産(RWA)をトークン化し、ブロックチェーン上で管理・取引可能にすることで、現実世界とデジタル世界をシームレスに橋渡しするとしている。

■明豊エンタープライズ <8927>  549円   +71 円 (+14.9%) 一時ストップ高   本日終値
 明豊エンタープライズ<8927>が一時ストップ高に買われ年初来高値を更新した。26日の取引終了後、集計中の25年7月期連結業績について、売上高が290億円から297億9700万円(前の期比44.9%増)へ、営業利益が26億円から33億7300万円(同44.1%増)へ、純利益が14億円から18億8900万円(同37.4%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。主力事業である不動産販売事業において、主要ブランドである「ELFARO(エルファーロ)」「MIJAS(ミハス)」などの投資用不動産の販売案件が期初の計画通りに順調に推移しており、想定よりも高い利益率・利益額を確保できたことなどが要因としている。

■メディシノバ・インク <4875>  210円   +14 円 (+7.1%)  本日終値
 メディシノバ・インク<4875>は大幅反発。27日、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を対象として開発中の「MN-166(イブジラスト)」の第2相・第3相臨床試験において、目標とする患者登録数を達成したと発表。開発の進展を好感した買いが入ったようだ。米国及びカナダの複数の施設で被験者が登録されたという。

■マクアケ <4479>  1,232円   +70 円 (+6.0%)  本日終値
 マクアケ<4479>が3連騰し年初来高値を更新した。26日の取引終了後、25年9月期の単独業績予想について、売上高を40億4000万円から44億8000万円(前期比22.7%増)へ、営業利益を3億1000万円から4億3000万円(前期6200万円の赤字)へ、最終利益を2億9000万円から3億6000万円(同1億300万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。継続的に注力しているプロジェクト単価向上の各種施策が功を奏し、取扱高が堅調に推移していることに加えて、広告代行配信サービスを中心とした附随サービスの売り上げが増加していることが寄与する。

■I-ne <4933>  1,624円   +52 円 (+3.3%)  本日終値
 I-ne<4933>が後場上げ幅を拡大。正午ごろ、新たに展開するオーラルビューティーブランド「BEAURAL(ビューラル)」から、日本初のウルトラファインバブル搭載の口腔洗浄器を9月29日に発売すると発表したことが好感された。ウルトラファインバブルは直径1マイクロメートル(1マイクロメートルは10のマイナス6乗メートル)未満の小さな泡のこと。微細なウルトラファインバブルが汚れに吸着して剥がし落とすことで、ウルトラファインバブルのない水流の力のみの場合と比べて歯垢除去率が約359%アップしたという。また、歯列矯正中の器具周りのケアにも効果が期待されている。

■みらいワークス <6563>  660円   +17 円 (+2.6%)  本日終値
 みらいワークス<6563>が反発。午前11時ごろ、プロフェッショナル人材の登録者数が7月末時点で9万人を突破したと発表しており、好材料視された。同社では今後も既存サービスの更なる拡大に加え、さまざまなプロフェッショナル人材向けのサービスを立ち上げるとしている。

■コージンバイオ <177A>  1,755円   +33 円 (+1.9%)  本日終値
 コージンバイオ<177A>が一時急騰し年初来高値を更新した。午後1時ごろ、再生医療研究を行うオーガンテック(東京都中央区)と、人工皮膚技術に関する技術移転及び特許権使用許諾に係る契約書を締結したと発表しており、これを好感した買いが流入した。オーガンテックは、世界初・日本発の器官再生の基盤技術に基づく研究開発を行う企業で、現在は歯の再生としての次世代バイオインプラント、毛髪の再生、3D人工皮膚モデルの事業を3つの柱としている。今回の技術移転により、オーガンテックが開発した研究支援用三次元人工皮膚モデルをコージンバイオが承継し、製造・販売を行うことになり、26年度の上市を目指すとしている。

●ストップ高銘柄
 Defコン <4833>  210円   +50 円 (+31.3%) ストップ高   本日終値
 TORICO <7138>  2,740円   +500 円 (+22.3%) ストップ高   本日終値
 サイバー・バズ <7069>  927円   +150 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値
 トレードワークス <3997>  3,330円   +503 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値
 インタートレード <3747>  1,141円   +150 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 Jエスコム <3779>  329円   -80 円 (-19.6%) ストップ安   本日終値
 AppBank <6177>  342円   -80 円 (-19.0%) ストップ安   本日終値
 イオレ <2334>  6,680円   -1,500 円 (-18.3%) ストップ安   本日終値
 堀田丸正 <8105>  490円   -100 円 (-17.0%) ストップ安   本日終値
 FLネット <9241>  4,125円   -700 円 (-14.5%) ストップ安   本日終値
 以上、5銘柄

株探ニュース

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