長野計器が頑強、既存株主による売り出し発表も押し目待ちの資金流入◇
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長野計器<7715.T>が朝安後に切り返すなど頑強な動きをみせている。同社は26日の取引終了後、大株主のエア・ウォーター<4088.T>などによる合計170万8700株の売り出しと、上限25万6300株のオーバーアロットメントによる売り出しの実施を発表。同時に、取得総数60万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.1%)、取得総額12億円を上限とする自社株買いについても公表した。自社株の取得数の上限よりも売り出し株数が多く、短期的な需給悪化を警戒した売りが先行したものの、圧力計で国内シェアトップで世界でもシェア上位に位置し、半導体の製造プロセスに欠かせない機器を取り扱うメーカーとあって、売り一巡後は押し目待ちの資金が流入し、株価を押し上げたとみられている。 売り出し価格は9月3日から5日までのいずれかの日に決める。自社株の取得期間は売り出し価格決定日の6営業日後から2026年1月30日まで。東京証券取引所における市場買い付けで実施し、取得した株式は全て消却する。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS