株価指数先物【引け後】 +1σを下回っての推移でロングを手控えさせる

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先物

大阪9月限
日経225先物 42770 +200 (+0.46%)
TOPIX先物 3103.0 +3.5 (+0.11%)

 日経225先物(9月限)は前日比200円高の4万2770円で取引を終了。寄り付きは4万3150円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万2965円)を上回り、買い先行から始まった。現物の寄り付き直後には4万3200円まで上げ幅を広げている。ただ、買い一巡後は前場中盤にかけて戻り待ち狙いのショートとみられる動きによって4万2790円まで下押した。

 前場終盤には押し目待ち狙いのロングにより4万2950円まで切り返す場面もみられたが、ランチタイムで前場につけた安値を割り込み、後場開始直後には4万2670円まで上げ幅を縮めた。終盤にかけて持ち直す動きもみられたが、戻りの鈍い展開だった。

 日経225先物はナイトセッションでつけた高値(4万3100円)を上回り、ショートカバーを誘う形から始まった。4万3200円まで買われた後はボリンジャーバンドの+1σ(4万2910円)水準での攻防となるなか、同バンドを割り込んだことでショートを誘う形になったようである。前場中盤にかけての切り返しによってカバーは一巡し、その後は+1σを下回っての推移が続いたことで、押し目待ち狙いのロングを手控えさせた。

 週足のボリンジャーバンドは、上向きで推移する+1σ(4万2270円)と+2σ(4万4070円)とのレンジ内での推移を続けている。4万3000円辺りでの上値の重さがみられるなかでは、+1σ水準を試す動きが意識されそうである。

 なお、ナイトセッションでは日足の+1σが4万2980円辺りまで切り上がってきたため、4万3000円水準では戻り待ち狙いのショートを一段と誘いそうである。そのため、オプション権利行使価格の4万2250円から4万3250円のレンジを想定。

 NT倍率は先物中心限月で13.78倍に上昇した。一時13.85倍をつけたが、75日移動平均線(13.85倍)に上値を抑えられる形となった。本日は相対的にTOPIX型の弱さが目立ったものの、先週末に大きく低下したリバランスにとどまっており、方向性としてはNTショートに振れやすい状況だろう。エヌビディアの決算を前に、値がさハイテクに買い戻しが入るかを見極めたいところだろう。

 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万9932枚、ソシエテジェネラル証券が1万4290枚、サスケハナ・ホンコンが4058枚、JPモルガン証券が3592枚、バークレイズ証券が2449枚、ビーオブエー証券が1588枚、モルガンMUFG証券が1341枚、BNPパリバ証券が1178枚、野村証券が940枚、SBI証券が939枚だった。

 TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万6509枚、ソシエテジェネラル証券が2万1651枚、バークレイズ証券が5251枚、モルガンMUFG証券が4400枚、JPモルガン証券が4290枚、ビーオブエー証券が2659枚、ゴールドマン証券が2278枚、みずほ証券が1537枚、サスケハナ・ホンコンが1432枚、シティグループ証券が1430枚だった。

株探ニュース

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