話題株ピックアップ【昼刊】:フロンテオ、大阪チタ、ワンキャリア

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材料

■FRONTEO <2158>  857円   +56 円 (+7.0%)  11:30現在
 FRONTEO<2158>が大幅続伸している。東京証券取引所が21日の取引終了後、フロンテオ株の信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を22日売買分から解除すると発表。また、日本証券金融も22日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表しており、取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買いが流入しているようだ。

■大阪チタ <5726>  1,986円   +77 円 (+4.0%)  11:30現在
 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>は3日続伸し、2000円台に乗せた。東邦チタニウム<5727>も買われ、年初来高値を更新している。両社は航空機向けのスポンジチタンを製造している。米ブルームバーグ通信が21日に「米ボーイングが、最大500機の航空機販売契約の最終合意に向けて中国と交渉中であることがわかった」と報じており、業績押し上げ効果を期待した買いが入った。

■ワンキャリア <4377>  2,869円   +85 円 (+3.1%)  11:30現在
 ワンキャリア<4377>が続伸している。21日の取引終了後、大学生活支援アプリシステム「CAMPUS REACH」の開発・運営を手掛け、ワンキャリアが17.8%の株式を保有するライトローズ(東京都新宿区)の株式の82.2%を10月1日付で追加取得し完全子会社化すると発表しており、好材料視されている。完全子会社化により「CAMPUS REACH」を通じた大学生活の支援、並びに「ワンキャリア」を通じた就活支援を行うことで、大学生の日々のキャンパスライフから就職活動まで一気通貫でサポートすることができ、ワンキャリア単体ではサポートできなかった就職支援以外の学生生活支援領域に進出することが可能となると判断した。取得価額は非開示。なお、同件による25年12月期業績予想への影響は精査中としている。

■メルカリ <4385>  2,291.5円   +38 円 (+1.7%)  11:30現在
 メルカリ<4385>は続伸。同社は21日、ソニーグループ<6758>とその関連会社であるSony Block Solutions Labs(ソニーブロックソリューションズラボ)との間で、NFTやデジタルコンテンツの普及促進に向けた共同推進に関する基本合意書を締結したと発表。これが材料視されている。最初の取り組みとして、ソニーブロックソリューションズラボが提供するブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」を活用したNFTを販売する。「メルカリNFT」を含むメルカリのプラットフォームを通じた、ソニューム上で使用されるさまざまなIPに関するNFTやデジタルコンテンツ関連サービスの開発・供給促進と、新たなエコシステムの構築へ向けた連携を目指して協議していくという。

■ワコム <6727>  730円   +10 円 (+1.4%)  11:30現在
 ワコム<6727>が続伸している。21日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、英ロンドンに本拠を置く投資ファンド、アセット・バリュー・インベスターズ社による株式保有割合が12.04%から13.17%に上昇したことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は純投資及び持続的な企業価値の向上に向けた重要提案行為などを行う可能性があるとしており、報告義務発生日は8月14日となっている。

■神戸物産 <3038>  4,269円   +34 円 (+0.8%)  11:30現在
 神戸物産<3038>がしっかり。21日の取引終了後に発表した7月度の単独業績で、売上高が前年同月比6.7%増、営業利益が同34.5%増となり、営業利益が6カ月連続で増益となったことが好感されている。2店舗の新規出店があったことに加えて、引き続きテレビ番組やSNSなどで紹介されたことなどが売り上げ増につながった。商品別では、気温の上昇に伴い飲料やアイスなどの夏物商材が貢献した。

■シンプレクス <4373>  4,615円   +30 円 (+0.7%)  11:30現在
 シンプレクス・ホールディングス<4373>が大口の買い注文に寄り付き商いが成立せず、カイ気配スタートで新値圏をまい進。同社は銀行や証券会社など金融機関向けシステム構築及び運用を手掛け、暗号資産分野にも積極展開を図っている。21日取引終了後、ステーブルコイン発行・償還システム「Simplex Stablecoin」とWeb3向けソリューション導入支援を手掛ける米Ava Labsが提供するブロックチェーンインフラサービス「AvaCloud」を組み合わせ、金融サービス水準の可用性と低レイテンシ(送受信の遅延緩和)の実現に向けた実証実験を実施したことを発表した。これを手掛かり材料に投資資金が攻勢を強めている。

■芝浦電子 <6957>  6,300円   -180 円 (-2.8%)  11:30現在
 芝浦電子<6957>が4日ぶりに反落した。ミネベアミツミ<6479>が21日、芝浦電子に対するTOB価格と買付期間について、変更と延長の予定はないと発表した。芝浦電子に対して台湾の電子部品大手ヤゲオは1株6635円でのTOBを発表。一方のミネベアのTOB価格は1株6200円だった。株式市場ではミネベアとヤゲオによるTOB引き上げ合戦を巡る思惑が後退。芝浦電子への売りを促す要因となった。ミネベアはあわせてヤゲオによるTOBについて、「外為法のクリアランスを取得できないまま2度にわたりその待機期間が延長されるという異例中の異例の状況が続いている」と指摘。成立の可能性に重大な疑義が発生しているとの認識を示した。これに対し、ヤゲオは22日にコメントを公表。ミネベアの主張に対し不当で誤解を招くものだと反論し、外為法に関する記述については「完全に憶測に基づくもので、全く不正確である」との見解を示している。

■西松屋チェーン <7545>  2,201円   -45 円 (-2.0%)  11:30現在
 西松屋チェーン<7545>は3日続落している。21日の取引終了後に発表した8月度(7月21日~8月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比3.6%減と、3カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。大型育児用品や粉ミルク、服飾雑貨の売り上げは好調に推移したものの、夏物衣料の売り上げが前年を下回った。なお、全店売上高は同1.2%増だった。

■W TOKYO <9159>  2,845円   +500 円 (+21.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 W TOKYO<9159>がストップ高カイ気配。同社は21日の取引終了後、定款の一部を変更すると発表。事業目的に関して、「暗号資産の売買、保有、投資、運用」を追加するとしており、これを材料視した買いが入ったようだ。9月26日開催予定の定時株主総会に付議する。

■fonfun <2323>  874円   +150 円 (+20.7%) ストップ高   11:30現在
 fonfun<2323>がストップ高。SMSを活用した販促ツールで需要獲得が進むほか、AIサービス企業の買収などM&A戦略によって業績も急拡大途上にある。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)シフトの流れを捉え、IT人材派遣で新境地を開拓している。26年3月期は売上高が前期比1.5倍となる19億800万円、営業利益は同37%増の2億400万円とピーク利益更新を見込んでいる。AI関連の中小型株が相次いで人気化するなか、株価は需給相場の様相を呈している。

■アクリート <4395>  1,078円   +150 円 (+16.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 アクリート<4395>に物色人気集中。スマートフォンのショートメッセージサービス(SMS)の配信代行サービス最大手で、認証用途で商機を高めており今期業績も大幅な伸びを見込んでいる。そうしたなか21日取引終了後、先端的な量子暗号通信技術に強みを持ち、公共の安全と国家安全保障のためのAIソリューションを開発する米Forward Edge-AIと資本・業務提携に向けて基本合意を行うことを決議したと発表した。ソリューション事業の一環としてセキュリティ分野への本格参入を図る構えで、これに伴う業容拡大期待が投資資金を呼び込んでいる。

■テモナ <3985>  310円   +39 円 (+14.4%)  11:30現在
 テモナ<3985>が大幅高で、年初来高値を更新した。同社は21日取引終了後、子会社のサブスクソリューションズが、高性能GPUサーバー及び暗号資産マイニングマシンの企画・販売を行うゼロフィールド(東京都港区)でサブスク型ファイナンスサービス「サブスククレジット」の取り扱いを開始したと発表。これが材料視されているようだ。サブスククレジットとは、サブスクソリューションズが事業者に代わって、機器・設備を一括購入し、利用企業へ月額型サブスクで提供するもの。新品・中古を問わず利用可能で、契約期間は6カ月から最長5年となっている。

■セカンドX <5028>  636円   +77 円 (+13.8%)  11:30現在
 セカンドサイトアナリティカ<5028>が急騰。AI関連株物色の流れが強まるなか、株価が3ケタ台で値ごろ感のある同社株に投資資金が食指を動かしている。同社は金融や製造業向けを主力に人工知能(AI)を活用したアナリティクスコンサルティングやAI導入支援サービスで高評価を獲得。クレジットカードの与信審査向けに、同社が開発したAIエンジンが好調で収益を押し上げている。25年12月期は売上高が前期比20%増の13億7000万円と過去最高を更新する見通し。営業利益も前期比20%増の1億9000万円と大幅な伸びを見込んでいる。

■カネミツ <7208>  995円   +88 円 (+9.7%)  11:30現在
 カネミツ<7208>は大幅に5日続伸し1000円台に乗せた。同社は21日の取引終了後、26年3月期の期末配当予想について普通配当の16円に東京証券取引所上場20周年の記念配当5円を上乗せし、計21円にすると発表しており、好感した買いが集まっている。中間配当(15円50銭)とあわせて、年間36円50銭(前期30円)になる見込み。

●ストップ高銘柄
 CAICAD <2315>  110円   +30 円 (+37.5%) ストップ高   11:30現在
 アプリックス <3727>  202円   +50 円 (+32.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 京都友禅HD <7615>  369円   +80 円 (+27.7%) ストップ高   11:30現在
 TORICO <7138>  2,034円   +400 円 (+24.5%) ストップ高   11:30現在
 アステリア <3853>  1,645円   +300 円 (+22.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、15銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

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