芝浦電子が4日ぶり反落、ヤゲオとミネベアによるTOB価格引き上げ合戦の思惑が後退◇

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 芝浦電子<6957.T>が4日ぶりに反落した。ミネベアミツミ<6479.T>が21日、芝浦電子に対するTOB価格と買付期間について、変更と延長の予定はないと発表した。芝浦電子に対して台湾の電子部品大手ヤゲオは1株6635円でのTOBを発表。一方のミネベアのTOB価格は1株6200円だった。株式市場ではミネベアとヤゲオによるTOB引き上げ合戦を巡る思惑が後退。芝浦電子への売りを促す要因となった。

 ミネベアはあわせてヤゲオによるTOBについて、「外為法のクリアランスを取得できないまま2度にわたりその待機期間が延長されるという異例中の異例の状況が続いている」と指摘。成立の可能性に重大な疑義が発生しているとの認識を示した。これに対し、ヤゲオは22日にコメントを公表。ミネベアの主張に対し不当で誤解を招くものだと反論し、外為法に関する記述については「完全に憶測に基づくもので、全く不正確である」との見解を示している。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS

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