米外為市場サマリー:良好な米経済指標を受け一時148円40銭台に上伸

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為替

 21日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=148円37銭前後と前日と比べて1円05銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=172円20銭前後と同50銭強のユーロ高・円安だった。

 この日に米S&Pグローバルが発表した8月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値の総合が55.4と8カ月ぶりの高水準となったほか、全米不動産協会(NAR)が発表した7月の米中古住宅販売件数が2カ月ぶりに増加したことで、米景気の底堅さを好感したドル買いが優勢となった。米カンザスシティー地区連銀のシュミッド総裁や米クリーブランド地区連銀のハマック総裁が9月利下げに消極的な姿勢を示したこともあり、ドル円相場は一時148円41銭まで上伸した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が22日に米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で講演することから一段の上値追いには慎重さもあった。一方、8月のユーロ圏PMI速報値が改善したことなどを手掛かりにユーロが対円で買われた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1606ドル前後と前日に比べて0.0045ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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