明日の為替相場見通し=パウエルFRB議長の講演を控え動きにくい

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 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、22日に予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を見極めたいとして積極的な売買は手控えられそうだ。予想レンジは1ドル=147円20銭~147円90銭。

 21日から始まる米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)では、パウエルFRB議長が利下げ再開を示唆するかどうかが最大の注目点となる。9月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ支持の度合いを示す手掛かりとなるだけに、金融政策の方向性を見極めたいとして模様眺めムードが広がりやすい。

 また、日本時間今晩に発表される前週分の米新規失業保険申請件数、8月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数、8月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値、7月の米景気先行指標総合指数、7月の米中古住宅販売件数にも注目。低調な内容となればドル売り材料となる。加えて、あす朝に日本の総務省が発表する7月の全国消費者物価指数(CPI)の内容次第では、日銀の利上げ再開の思惑が一段と高まる可能性があることにも注意しておきたい。

出所:MINKABU PRESS

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