新日本科学が後場強含む、AI活用の心電図解析技術で共同研究開発契約を締結
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新日本科学<2395.T>が後場に強含んだ。同社は21日午前11時30分、カルディオインテリジェンス(東京都港区)と長時間心電図について、AIを活用した解析技術に関する共同研究開発契約を締結したと発表しており、材料視した買いを引き寄せている。実験用大動物の心電図データを解析する受託試験サービスを製薬会社や研究機関向けに展開する体制の構築を目指す。 新日本科学が非臨床試験の受託事業で培ってきたノウハウと、カルディオ社のAIを活用した心電図の自動解析で異常を発見する技術を組み合わせる。医薬品の開発では実験動物などで薬が体に与える影響を確かめる「安全性試験」の段階があり、同試験に心電図が用いられる。近年は24時間以上の連続的な心電図解析へのニーズが高まっているものの、長時間にわたる心電図を確認する作業は現場の負担が重い。共同研究を通じ、安全性試験の業務効率化や医薬品開発の活性化を図る。 出所:MINKABU PRESS