20日の米株式市場の概況、NYダウ16ドル高 ナスダック続落
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20日の米株式市場では、NYダウが前日比16.04ドル高の4万4938.31ドルと小幅続伸した。この日公表された7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、参加者のほぼ全員が金利据え置きは適切と判断していたことなどが明らかになったが、全体相場への影響は限られた。ジャクソンホール会議での米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言内容に関心が向かうなか、ハイテク株に対してはAI市場の成長に対する懐疑的な見方をもとにした売りが続いた。 ウォルマート<WMT>やトラベラーズ<TRV>、キャタピラー<CAT>が値を上げたほか、TJX<TJX>がしっかり。ゲス<GES>が大幅高となった。一方、ホーム・デポ<HD>とユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が冴えない展開。エスティ・ローダー<EL>やカスタム・トラック・ワン・ソース<CTOS>が下値を探り、レイジーボーイ<LZB>とジェームス・ハーディー・インダストリーズ<JHX>が大幅安となった。 ナスダック総合株価指数は142.10ポイント安の2万1172.85と続落した。アップル<AAPL>とアマゾン・ドット・コム<AMZN>、アルファベット<GOOGL>が売られ、テスラ<TSLA>が軟調。セルデックス・セラピューティクス<CLDX>が急落した。一方、テキサス・インスツルメンツ<TXN>とアナログ・デバイセズ<ADI>が高く、ハーツ・グローバル・ホールディングス<HTZ>が頑強。ロケット・ファーマシューティカルズ<RCKT>が急伸した。 出所:MINKABU PRESS