話題株ピックアップ【昼刊】:三信電、ロート、サイゼリヤ
投稿:
■三信電気 <8150> 2,710円 +111 円 (+4.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率9位 三信電気<8150>が大幅高で4日続伸し連日の年初来高値更新となっている。19日の取引終了後、9月中間期の連結業績予想について、売上高を799億円から860億円(前年同期比14.4%増)へ、営業利益を15億円から21億円(同5.7%減)へ、純利益を15億5000万円から19億円(同40.0%増)へ上方修正したことが好感されている。4月から7月までの進捗状況や8月以降の見込みを精査した結果、半導体や電子部品の販売や技術サポートを展開しているデバイス事業、ICTソリューションを展開しているソリューション事業ともに売上高・セグメント利益が計画を上回る見通しであるという。 ■ロート製薬 <4527> 2,566円 +76.5 円 (+3.1%) 11:30現在 ロート製薬<4527>は高い。SMBC日興証券が19日付で目標株価を3000円から3200円へ引き上げたことが材料視されている。投資評価は最上位の「1(アウトパフォーム)」を維持した。同証券によると、国内スキンケアは懸念ほど悪化していないとした上で海外成長力を評価。 ■新光商事 <8141> 1,032円 +23 円 (+2.3%) 11:30現在 新光商事<8141>は4日続伸。19日取引終了後、大規模な自社株消却の実施を発表した。8月29日付で700万株(発行済み株数の18.42%)を消却する。これが手掛かりとなっているようだ。 ■サイゼリヤ <7581> 5,660円 +120 円 (+2.2%) 11:30現在 サイゼリヤ<7581>が3日続伸し、年初来高値を更新した。同社は19日の取引終了後、マレーシアに100%子会社を設立すると発表。海外事業の拡大による業績へのポジティブな影響を期待した買いが入ったようだ。新会社を通じてマレーシアでレストラン「サイゼリヤ」を展開する。今年9月の設立を予定する。 ■ベルーナ <9997> 1,029円 +19 円 (+1.9%) 11:30現在 ベルーナ<9997>は4日続伸し、年初来高値を連日で更新した。19日の取引終了後、7月度の月次売上高の速報値を開示した。連結売上高は前年同月比2%増の164億400万円と2カ月連続で前年同月を上回っており、株価の支援材料となった。ホテル事業は札幌エリア、大阪エリアを中心に好調に推移し大幅な増収となった。 ■スギホールディングス <7649> 3,877円 +70 円 (+1.8%) 11:30現在 スギホールディングス<7649>が3日続伸している。19日の取引終了後、埼玉県を中心に調剤併設型ドラッグストアを300店舗以上展開するセキ薬品(埼玉県宮代町)の株式の34.8%を9月30日付で取得し持ち分法適用会社化すると発表したことが好感されている。両社の経営資源を融合することで、商圏の拡大や地域競争力の向上、商品・物流・システムなどの最適化及びコスト構造の改善を図るのが狙い。取得価額は161億3300万円。このほか、他の株主との間で14.2%の株式についても譲渡契約を締結することを検討しており、9月30日には49.0%の株式を取得する見込みとしている。更に、5年後をメドに所有割合を51.0%に高め、連結子会社とする方針だ。なお、26年2月期業績予想への影響は精査中としている。 ■JR東日本 <9020> 3,677円 +56 円 (+1.6%) 11:30現在 JR東日本<9020>やJR西日本<9021>が4日続伸し年初来高値を更新している。全体相場に高値警戒感が台頭するなか、ディフェンシブ色の強いJR関連株に見直し買いが流入している。特に、JR東日本は1日に鉄道運賃の引き上げが認可されたと発表しており、今後の業績面の改善期待が強まっている。同社が7月31日に発表した第1四半期(4~6月)の連結純利益も前年同期比7.4%増の786億9200万円と堅調だった。 ■リソー教育 <4714> 224円 +3 円 (+1.4%) 11:30現在 リソー教育<4714>が続伸している。19日の取引終了後、遊びが学びに変わる次世代型テーマパーク「リトルプラネット」を展開するリトプラ(東京都港区)と業務提携契約を締結すると発表しており、好材料視されている。リソー教育は今年4月、親会社のヒューリック<3003>及びコナミグループ<9766>傘下のコナミスポーツと、新しい子育ての拠点として教育特化型ビル「こどもでぱーと」を開業。更に27年開設予定の「こどもでぱーと渋谷(仮称)」が入居する「MITAKE LINK PARK(仮称)」内で、子どもたちの多様な知的好奇心を育み、学びや体験を通して一人ひとりの可能性を広げる場として「創造文化教育施設」の運営を行う予定だが、同施設にデジタル体験スペースを設置するにあたり、リトプラと業務提携して子どもにとって大切な知育・徳育・体育・才育の要素を含んだデジタルコンテンツを共同開発する。 ■シマノ <7309> 16,600円 +195 円 (+1.2%) 11:30現在 シマノ<7309>は5日ぶり反発。19日取引終了後、自社株買いの取得上限を250万株から270万株へ引き上げると発表。これが買い手掛かりとなっている。取得価額の上限(500億円)や取得方法(ToSTNeT-3または市場買い付け)、実施期間(2月13日~来年1月31日)に変更はない。なお、19日時点で141万7700株を取得済み。 ■artience <4634> 3,145円 +20 円 (+0.6%) 11:30現在 artience<4634>が6日続伸している。午前10時ごろ、米国のシリコンバレーに本拠を置くグローバルベンチャーキャピタルであるペガサス・テック・ベンチャーズと戦略的業務提携を締結したと発表しており、好材料視されている。ペガサス社は、CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)運用代行の最大手として、大企業のイノベーション支援を主要業務としている。今回の提携を通じ、artienはシリコンバレーをはじめとするアメリカ及び、ヨーロッパ、イスラエル、アジア諸国の次世代技術を持つ有力スタートアップとの連携を強化し、グローバルでの新規事業創出と、既存事業のイノベーションを推進するとしている。 ■ディスコ <6146> 39,630円 -1,690 円 (-4.1%) 11:30現在 ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連株が軟調。前日の米国株市場ではエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイシズ などをはじめ半導体セクターに値を下げる銘柄が目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も軟調で25日移動平均線を陰線で下抜けるなど調整色を強めた。東京市場でも日経平均株価やTOPIXと比べてNEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信<200A>の値動きなどが鈍く、半導体セクターの出遅れ感が意識されている。また、半導体主力銘柄の株価も跛行色が強い。そのなか、アドテストは相対的に強い動きをみせているが、足もとでは同社の主要顧客でもあるエヌビディアの株価が変調となっていることで、その影響が及んでいる。 ■TOKAI <3167> 1,109円 -8 円 (-0.7%) 11:30現在 TOKAIホールディングス<3167>が反落。19日の取引終了後、大株主であるあいおいニッセイ同和損害保険を売り出し人とする755万9800株の売り出しと上限を113万3900株とするオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表しており、短期的な需給悪化への警戒感が働いているようだ。売出人から売却の意向があったことを受けて検討した結果、株主構成の再構築及び流動性の向上を図るために売り出しを実施する。売出価格は8月27日~9月1日のいずれかの日に決定する。同時に、上限を220万株(自己株式を除く発行済み株数の1.67%)、または20億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は売り出しの受渡期日の翌営業日から来年3月31日までで、株式の売り出し実施に伴う株式需給への影響を緩和するのが狙い。また、将来の希薄化懸念を払拭するため、取得した全自社株は消却する。 ■ゼンショHD <7550> 10,045円 -55 円 (-0.5%) 11:30現在 ゼンショーホールディングス<7550>が冴えない。同社傘下のはま寿司は19日、「はま寿司 名取杜せきのした店」で17日に提供した「はまアイス」の容器に洗剤が付着していたことにより、顧客が体調を崩した事案が発生したと発表。今後の集客への悪影響を懸念した売りが出たようだ。16日の閉店後、清掃を行っていた従業員がアイス保管用冷凍庫の上に洗剤を噴霧する用具を置いたことで、用具から漏れ出した洗剤が冷凍庫内に流れ込み、アイス容器に付着したことが原因という。国内メディアによると、3歳の女児が体調不良を訴え、一時入院した。 ■NCS&A <9709> 1,394円 +232 円 (+20.0%) 11:30現在 NCS&A<9709>が急伸し、1999年以来の高値圏に浮上した。同社は19日の取引終了後、取得総数140万株(自己株式を除く発行済み株式総数の8.65%)、取得総額21億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。また、300万株(発行済み株式総数の16.67%)の自己株消却も行う予定。株主還元姿勢を評価した買いを集めたようだ。自社株の取得期間は8月20日から2026年7月31日。これに関連し、東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において、60万株を上限とした買い付けの委託を実施すると発表。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、NCS&Aは20日朝に53万800株の買い付けを行った。消却予定日は未定としている。 ■じもとホールディングス <7161> 476円 +73 円 (+18.1%) 11:30現在 じもとホールディングス<7161>が急騰。山形県地盤のきらやか銀行と宮城県の仙台銀行の経営統合で発足した持ち株会社で公的資金の注入行でもあるが、注目ポイントといえるのは、SBIホールディングス<8473>の子会社であるSBI地銀ホールディングスが筆頭株主となっており同社発行株式の3分の1を保有していること。今回SBIが東北銀行<8349>に出資し、「第4のメガバンク構想」を約3年ぶりに再始動する構えをみせていることから、SBIが大株主に入っている地銀株への注目度が増している。同社はその流れに乗る銘柄として存在感がクローズアップされている形だ。特にSBIが米ドル連動型のステーブルコインの取り扱いを3月から開始するなど、同分野に積極的な動きをみせていることから、ステーブルコインを巡る地銀株の動向なども株価の思惑材料として作用している。ステーブルコインは米国でもシティグループ やJPモルガン など大手銀行が相次いで参入を表明しており、日本でも金融庁が今秋にも円建てステーブルコインの発行を認める方向にあるなど、それに追随する動きが意識されている。 ■レオクラン <7681> 1,321円 +300 円 (+29.4%) ストップ高買い気配 11:30現在 レオクラン<7681>がカイ気配。同社は19日の取引終了後、医療機器の販売などを手掛ける企業を傘下に持つファスキアホールディングス(名古屋市名東区)の株式を取得し、子会社化すると発表した。将来的な収益貢献を期待した買いが集まったようだ。ファスキアホールディングス傘下のフォームでは血管疾患に対するカテーテル治療用機器やペースメーカーなど不整脈に関わる診断・治療機器、手術に関する製品を取り扱う。またグループのシンコムでは補聴器の販売を、中京三洋では病院・介護施設向けのレンタル事業などを展開する。レオクランは企業規模の拡大と事業ポートフォリオの強化につなげる。ファスキアグループの25年8月期の売上高は222億2700万円、営業利益は7億1900万円の見通し。レオクランは総議決権の67.7%以上を取得する予定で、100%の取得に向け既存株主と交渉を進める。取得価額はアドバイザリー費用を含めて49億2000万~71億4800万円を見込む。26年9月期第1四半期より連結子会社とする予定という。 ●ストップ高銘柄 AppBank <6177> 282円 +80 円 (+39.6%) ストップ高買い気配 11:30現在 京都友禅HD <7615> 209円 +50 円 (+31.5%) ストップ高 11:30現在 FLネット <9241> 3,705円 +700 円 (+23.3%) ストップ高 11:30現在 など、4銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース