<動意株・19日>(前引け)=冨士ダイス、大盛工業、オープンH

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 冨士ダイス<6167.T>=急動意で半年ぶり新高値。超硬合金を使った耐摩耗工具や金型の製造を手掛けるが、高度な技術力を武器に国内トップシェアを誇るニッチトップ企業として存在感を示している。この超硬合金製金型がAIデータセンターなどで使われる光デバイス向けで旺盛な需要が発生しており、同社もそのニーズを取り込む方向に舵を切っている。26年3月期営業利益は前期比23%増の6億円を見込むが、トップラインの拡大を背景に27年3月期以降も2ケタの利益成長が視野。株主還元に厚く4.7%前後の高配当利回りに加え、自社株買いに積極的な姿勢をみせていることも株高を後押ししているもよう。テクニカル的には、中長期トレンドでみて850円どころのもみ合い上限を抜けると滞留出来高が一気に希薄化するため、上げ足が速まる可能性も。

 大盛工業<1844.T>=上げ足加速。一時11.7%高の1044円まで舞い上がる場面があった。同社株の4ケタ大台乗せは2005年以来約20年ぶりとなる。全国的に下水道インフラ整備が喫緊の課題となるなか、同社はその関連有力株として人気化したがここ最近は需給相場の様相が強い。貸株市場を通じた空売りが高水準に積み上がり、それが踏み上げ相場を加速させる格好となった。「空売り筋も後には引けない状況で、仕手戦の様相を呈している」(中堅証券ストラテジスト)という声が聞かれる。

 オープンハウスグループ<3288.T>=上値追い強め上場来高値を更新。同社は18日取引終了後、米国中部カンザス州オレイサ市において賃貸用住宅コミュニティーの開発を開始したと発表。将来的な収益貢献を期待した買いが入ったようだ。米国のディベロッパーであるPeakMade Real Estate社と、Blue Vista Capital Managementとの初の共同開発として推進。顕著な賃料上昇を続けるカンザスシティー都市圏での第1号案件として戸建て住宅やタウンハウスなど総戸数214戸と、プールやドッグランなど共用施設の建設を進め、28年の完成を予定する。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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