話題株ピックアップ【夕刊】(3):ヴレインS、Hmcomm、総医研HD

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材料

■ヴレインS <135A>  2,632円   +280 円 (+11.9%)  本日終値
 VRAIN Solution<135A>が急速人気化。気配値のまま水準を切り上げ7月中旬に開けたマドを一気に埋めに行く展開となった。製造業向けAI外観検査システムを主力展開しており、自社開発製品を活用したAIシステム及びカメラやセンサーなどの周辺装置の販売及び生産ラインへの導入まで一気通貫で手掛ける。人手不足の問題が深刻化するなか企業の省人化投資ニーズを捉え、業績は飛躍期に突入。案件ごとの単価が大きく、収益への計上は下期偏重型となっており、26年2月期の営業利益は前期比50~58%増の8億9000万~9億4000万円と高成長が予想されている。

■Hmcomm <265A>  1,365円   +125 円 (+10.1%)  本日終値
 Hmcomm<265A>が大幅反発。前週末15日の取引終了後、ウェブコンテンツやアプリの企画・開発・運営を手掛けるファンタラクティブ(東京都中央区)から、8月31日付でDXパートナー事業を譲受すると発表したことが好感された。ファンタラクティブは、ユーザー体験(UX)とインターフェース(UI)の領域に特化したデザイン技術を強みに、DXパートナーとしてプロダクト戦略のコンサルティングから実際のWebシステム開発までの業務を提供しており、今回の事業譲受によりHmcommのプロダクトにおけるUI/UXの内製化を進めるのが狙い。譲受価額は2300万円。なお、25年12月期業績予想への影響は軽微としている。

■総医研ホールディングス <2385>  179円   +11 円 (+6.6%)  本日終値
 総医研ホールディングス<2385>が後場急伸。午前11時30分ごろに、従来未定としていた26年6月期連結業績予想について、売上高が40億円(前期比17.5%減)、営業利益5000万円(前期1億3700万円の赤字)、最終利益3000万円(同2億1000万円の赤字)とし、黒字転換を見込むことが好感された。同社では26年6月期を構造改革継続の期と位置づけ、医療DXを中心としたヘルスケア事業領域への集中に加えて、既存の健康補助食品事業をセルフメディケーション支援通販事業として強化することに集中するとともに、事業ポートフォリオの再構築を実施する方針としているが、この構造改革の推進に伴う子会社ビービーラボラトリーズの事業活動終了や希望退職制度実施に関する影響を反映した。同時に子会社の日本予防医薬が、総医研HDの資本・業務提携先である中国の杭州高浪控股(ゴロング社)のグループ会社であるGlobal Beauty Technology(東京都荒川区、以下GBT社)と、中国を中心としたアジア市場に向けた健康補助食品の製造及び購買に関する製造等委託購買基本契約を締結したと発表した。中国を中心としたアジア圏において、EC販売などのノウハウ及び販路を保有するゴロング社と共同でアジア市場のニーズに即した新たな健康補助食品の開発を行うとともに、GBT社とは当該開発商品の購買を約する契約を締結し、26年6月期中に販売を開始する。

■フライヤー <323A>  830円   +50 円 (+6.4%)  本日終値
 フライヤー<323A>が大幅高で3日ぶりに反発。前週末15日の取引終了後、AIワーカー養成講座「AIStep」の開発・提供などオンラインAI研修事業を手掛けるAIStep(東京都港区)の全株式を9月1日付で取得し子会社化すると発表したことが好感された。AIStepを子会社化することで、生成AI領域への本格的な参入を進めるのが狙い。フライヤーが有する累計126万人の会員顧客網を活用することでAIStepの個人向け生成AI活用研修の成長加速を図るほか、フライヤーが「flier business」などの法人向け人材育成サービスの提供により構築してきた顧客ネットワークを通じて法人顧客向けにも生成AI研修を展開し、より大きなシナジー創出を狙う。取得価額は2億400万円。なお、26年2月期業績予想への影響は精査中としている。

■DAIWA CYCLE <5888>  4,195円   +225 円 (+5.7%)  本日終値
 DAIWA CYCLE<5888>が急反発。同社は15日取引終了後、7月度の売上速報を公表。既存店売上高は前年同月比6.2%増となり、前月(0.7%増)から伸び率が拡大していることが好感されたようだ。既存店の客単価は同0.1%減となった半面、客数は6.3%増と伸長。電動アシスト車及び修理の売り上げが伸び、比較的利益率が高く単価の低い修理などが好調だったことが客数の増加及び客単価の低下につながったという。なお、全店ベースの売上高は同17.8%増(前月は11.8%増)だった。

■篠崎屋 <2926>  119円   +5 円 (+4.4%)  本日終値
 篠崎屋<2926>が3日続伸。午前10時ごろに、自社株27万8820株(消却前発行済み株数の1.93%)を8月29日付で消却すると発表しており、好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は1415万7780株となる。

■マルシェ <7524>  202円   +8 円 (+4.1%)  本日終値
 マルシェ<7524>が後場終盤に上げ幅を拡大。午後3時ごろに発表した7月度の月次料飲売上(直営店舗売上高)状況で、既存店実績が前年同月比6.7%増となったことが好感された。同社は「酔虎伝」「八剣伝」などを展開する居酒屋チェーンで、既存店売上高が前年実績を上回るのは4カ月連続となる。

■AVILEN <5591>  1,520円   +60 円 (+4.1%)  本日終値
 AVILEN<5591>が3営業日ぶりに反発。前週末に大きく下落した反動から買いが入りやすくなっているもよう。また、同社はきょう、山口県デジタル技術振興財産が進める「AIトランスフォーメーション人材育成事業」を2年連続で支援すると発表したことも買い手掛かりとなったようだ。この事業は、人工知能(AI)や生成AIの活用を通じて、地域の社会課題を現場から解決できる実装型人材を育成する取り組み。同社はAI人材育成や生成AI活用支援の知見を生かし、プログラム設計や講師派遣など、事業運営全般にわたって支援する。

■テックファム <3625>  704円   +27 円 (+4.0%)  本日終値
 テックファームホールディングス<3625>が9営業日ぶりに反発。同社はきょう、音声コンテンツ生成サービス「ECCast(イーシーキャスト)」の提供を開始したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。このサービスは、ECサイトで販売する商品のURLを入力するだけで人工知能(AI)が内容を解析し、トーク音声を生成。タグを埋め込むことで、ECサイト上で再生できる音声コンテンツとして提供される。

■Lib Work <1431>  766円   +26 円 (+3.5%)  本日終値
 Lib Work<1431>が動意。一時13.2%高の838円まで上昇した。この日正午ごろ、財務戦略の一環として暗号資産(ビットコイン)の継続的取得と中長期保有方針を決定したと発表した。先月発表した3DプリンターハウスのNFT化事業との連動や、同住宅のビットコイン決済対応によるグローバル取引への対応を含むデジタル資産戦略を推進する。9~12月の間に5億円分のビットコインを購入するという。これが買い材料視されたようだ。

●ストップ高銘柄
 イタミアート <168A>  1,315円   +300 円 (+29.6%) ストップ高   本日終値
 コンヴァノ <6574>  2,047円   +400 円 (+24.3%) ストップ高   本日終値
 動物高度医療 <6039>  4,000円   +700 円 (+21.2%) ストップ高   本日終値
 堀田丸正 <8105>  460円   +80 円 (+21.1%) ストップ高   本日終値
 ホリイフードサービス <3077>  888円   +150 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値
 など、16銘柄

●ストップ安銘柄
 いい生活 <3796>  565円   -100 円 (-15.0%) ストップ安   本日終値
 など、1銘柄

株探ニュース

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