話題株ピックアップ【夕刊】(1):テラプローブ、セブン銀、メドレー
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■TENTIAL <325A> 4,750円 +700 円 (+17.3%) ストップ高 本日終値 TENTIAL<325A>がストップ高。前週末15日の取引終了後、25年8月期の単独業績予想について、売上高を95億600万円から110億1200万円へ、営業利益を6億4900万円から11億4100万円へ、純利益を4億6400万円から8億900万円へ上方修正したことが好感された。決算期変更に伴い前期との単純比較はできないものの、今期はブランド認知が継続的に拡大していることもあって、主力商品であるリカバリーウェア「BAKUNE」を中心に販売が好調に推移。特に、5月の母の日から6月の父の日にかけて実施したプロモーション施策による認知拡大を背景に、6月後半以降も力強い売り上げが続いているという。 ■テラプローブ <6627> 4,245円 +480 円 (+12.8%) 本日終値 テラプローブ<6627>は続騰し、年初来高値を連日で更新。同社は15日の取引終了後、7月の月次連結売上高が前年同月比5.2%増の34億4500万円になったと発表した。3カ月ぶりに減収から増収へ転じており、好感した買いが入った。5%を超える伸長率は1年ぶりの水準に当たる。 ■セブン銀行 <8410> 286.6円 +16.4 円 (+6.1%) 本日終値 セブン銀行<8410>が後場動意づき、前週末に比べて10%近く上昇する場面があった。同社はきょう午前11時30分ごろ、伊藤忠商事<8001>と幅広い金融分野での協業を含めた資本・業務提携の検討を開始することで合意したと発表。これが株価を刺激したようだ。なお、今後開示すべき事象が発生した場合は、速やかに開示するとしている。 ■グロービング <277A> 3,305円 +165 円 (+5.3%) 本日終値 グロービング<277A>が上値追い加速。昨年11月に東証グロース市場に上場したニューフェースだが成長力が際立っており、連日の上場来高値更新と上げ足の強さを際立たせている。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要を背景に戦略的なコンサルティングサービスを手掛ける。時流を捉えたビジネスモデルで業績は飛躍的な伸びをみせている。25年5月期は営業利益段階で前の期比7.6倍化したが、続く26年5月期も前期比26%増の35億3900万円予想と大幅な伸びを確保。しかし、会社側では27年5月期以降の中期成長シナリオに自信を持っており、向こう数年にわたって売上高で年率40~50%の伸びを想定するとともに、30~35%程度の営業利益率を見込んでいる。 ■メドレー <4480> 2,800円 +96 円 (+3.6%) 本日終値 メドレー<4480>が反発。前週末15日の取引終了後に、3月10日に発表した自社株買いの取得枠を拡大すると発表したことが好材料視された。従来は上限を35万株(発行済み株数の1.07%)、または10億円としていたが、上限を105万株(同3.26%)、または30億円に増額。更に取得期間も9月30日までから12月31日までに延長した。 ■アイネス <9742> 1,708円 +58 円 (+3.5%) 本日終値 アイネス<9742>が4日ぶりに反発。前週末15日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、旧村上ファンド関係者が運営する投資会社エフィッシモ キャピタル マネージメントの保有割合が10.27%から11.29%に上昇したことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資。ただし、うち236万300株については投資一任契約に基づく顧客資産運用のためとしており、報告義務発生日は8月7日となっている。 ■マーベラス <7844> 547円 +14 円 (+2.6%) 本日終値 マーベラス<7844>が後場上げ幅を拡大。正午ごろ、ニンテンドースイッチ2用ソフト「龍の国 ルーンファクトリー」の全世界累計出荷本数が50万本を突破したと発表しており、好材料視された。同ソフトは、ファンタジー生活ゲーム「ルーンファクトリー」シリーズの最新作で、これまでの西洋風の世界から舞台を移し、東の国「アズマ」を舞台に新たな物語が展開する。今年6月5日に発売され、約2カ月半での50万本突破となった。 ■イオンファンタジー <4343> 3,930円 +90 円 (+2.3%) 本日終値 イオンファンタジー<4343>は続伸し、年初来高値を更新。同社は前週末15日の取引終了後、7月の既存店売上高が前年同月比6.8%増だったと発表した。12カ月連続で前年実績を上回り、好感した買いが集まった。主力の遊戯機械は同6.0%増と伸長し、一方の商品売上(物販)は同11.2%増だった。プライズ部門(アミューズメント専用景品)は「忍たま乱太郎」や「鬼滅の刃」といった映画関連景品が人気となり、増収に貢献した。今期は3~7月に46店舗の出店、6店舗の閉店があり、7月末時点の店舗数は775店舗になった。 ■マクセル <6810> 2,028円 +42 円 (+2.1%) 本日終値 マクセル<6810>が続伸。この日、同社が量産するセラミックパッケージ型全固体電池「PSB401010H」を使用した電源モジュールが、SUBARU<7270>の工場で稼働する産業用ロボットに搭載され、8月にテスト運用が開始されたと発表しており、好材料視された。全固体電池電源モジュールは、SUBARUのエンジンやトランスミッションの生産拠点である群馬製作所大泉工場で使用されている産業用ロボット及びコントローラーに搭載された。これらの現場では、一次電池が多く利用されているが、マクセルの全固体電池電源モジュールを搭載することで10年以上の長い電池寿命を生かし、産業廃棄物の低減ならびに交換作業の削減などの効果が期待できるという。マクセルでは今回のテスト運用を起点に、SUBARUやほかのモノづくり企業に対して全固体電池モジュールの適用拡大を目指している。 ■パンパシHD <7532> 5,349円 +108 円 (+2.1%) 本日終値 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>が4日ぶりに反発。18日付の日本経済新聞朝刊で、「2026年に食品販売を主体とした新ブランド店を始める」と報じられており、新ブランド店舗への期待から買われたようだ。記事によると、約6割の商品を日常で使う食品にし、割安に提供するという。1号店は傘下のユニーが手掛ける食品スーパー「ピアゴ」を改装する形で中京圏に出店するとあり、同社が強みとする駅前や繁華街などの立地や郊外の立地に加えて、住宅地への出店などが進むとみられている。 株探ニュース