話題株ピックアップ【夕刊】(3):ジモティー、インバPF、Aバランス
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■オロ <3983> 2,865円 -360 円 (-11.2%) 本日終値 東証プライム 下落率6位 14日に決算を発表。「上期最終が24%減益で着地・4-6月期も27%減益」が嫌気された。 オロ <3983> [東証P] が8月14日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結最終利益は前年同期比24.2%減の7.5億円に減り、通期計画の20.9億円に対する進捗率は35.9%にとどまり、4年平均の46.2%も下回った。 ■クレディセゾン <8253> 3,731円 -389 円 (-9.4%) 本日終値 東証プライム 下落率9位 14日に決算を発表。「4-6月期(1Q)最終は3%減益で着地」が嫌気された。 クレディセゾン <8253> [東証P] が8月14日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。26年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比3.0%減の160億円に減り、通期計画の675億円に対する進捗率は23.8%にとどまり、5年平均の29.2%も下回った。 ■ユカリア <286A> 913円 -66 円 (-6.7%) 本日終値 14日に決算を発表。「上期経常が40%減益で着地・4-6月期も39%減益」が嫌気された。 ユカリア <286A> [東証G] が8月14日大引け後(16:00)に決算を発表。25年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比40.1%減の9.8億円に落ち込み、通期計画の26.7億円に対する進捗率は36.6%にとどまり、さらに前年同期の58.5%も下回った。 ■メタウォーター <9551> 2,933円 -59 円 (-2.0%) 本日終値 メタウォーター<9551>が小幅続落。大和証券は14日、同社株の投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」へ引き下げた。目標株価は2720円(従来2500円)とした。同社は水分野に特化したエンジニアリング企業で、同証券では26年3月期の連結営業利益は前期比約13%増の120億円(会社計画115億円)、27年3月期は135億円への増益を見込む。米国におけるクロスメディアフィルタ(CMF)の拡販を中心に海外事業が利益を牽引するほか、国内ビジネスも増益基調で推移すると見込んでいる。ただ、13日時点で株価は今期予想PER16倍程度の水準にあり、割安感は小さいとみている。 ■ジモティー <7082> 1,330円 +300 円 (+29.1%) ストップ高 本日終値 ジモティー<7082>がストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は14日取引終了後、25年12月期第2四半期累計(1~6月)の単独営業利益が前年同期比5.2%減の2億7800万円になったと発表。ただ、4~6月期に限れば前年同期比23.4%増の1億5800万円となったことが好感されたようだ。売上高は第2四半期累計が同2.7%増の9億4500万円、4~6月期では同9.7%増の4億9600万円。新規出店と既存店の継続成長が寄与した。通期業績予想については従来見通しを据え置いているが、第3四半期及び第4四半期に人的リソースの投資を増やし、ジモティースポット事業の成長率を計画よりも飛躍的に上げる開発を行うとしている。 ■アイデミー <5577> 1,381円 +300 円 (+27.8%) ストップ高 本日終値 アイデミー<5577>がストップ高。14日の取引終了後、同社に対しアクセンチュアの日本法人が完全子会社化を目的として、TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。TOB価格は1株1450円。アイデミーの株価はこれにサヤ寄せする動きとなった。買付予定数の下限は270万8300株で上限は設定しない。買付期間は15日から9月29日まで。TOB成立後、所定の手続きを経て、アイデミーは上場廃止となる見通し。アイデミーはTOBに対し賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨した。アクセンチュアは人材・組織関連でのサービス領域においてアイデミーの経営資源を活用し、事業の強化につなげる構え。東京証券取引所は14日付でアイデミーの株式を監理銘柄(確認中)に指定した。 ■インバPF <5587> 1,325円 +223 円 (+20.2%) 本日終値 インバウンドプラットフォーム<5587>が新値追い。同社は14日取引終了後、25年9月期第3四半期(24年10月~25年6月)の単独決算を発表。営業利益は前年同期比2.1倍の2億6400万円となり、通期計画の2億5300万円を超過した。売上高は同33.0%増の22億9100万円で着地。ライフメディアテック事業の持続的な成長に加え、モバイルネットワーク事業及びキャンピングカー事業が堅調だったことが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。 ■Abalance <3856> 941円 +150 円 (+19.0%) ストップ高 本日終値 Abalance<3856>は物色人気を集めた。14日取引終了後に4~6月期連結決算を発表し、売上高は362億5100万円、純利益は11億7200万円だった。前期が変則決算のため前年同期との比較はない。ベトナムに拠点を持つ主力の太陽光パネル製造事業で、米相互関税を巡って米国向けで前倒し需要が発生したほか、インドを中心としたアジア向けの販売が堅調だった。純利益ベースで通期計画(30億円)に対する進捗率は4割近くと高く、これが評価されたようだ。 ■動物高度医療 <6039> 3,300円 +500 円 (+17.9%) ストップ高 本日終値 日本動物高度医療センター<6039>がストップ高。14日の取引終了後に26年3月期の連結業績予想について、売上高を58億1000万円から59億6000万円(前期比12.9%増)へ、営業利益を7億2500万円から8億5700万円(同18.9%増)へ、純利益を5億2500万円から6億1000万円(同17.1%増)へ上方修正したことが好感された。小動物の二次診療に対する需要が供給を上回る状況が続くなか、獣医師の採用強化、診療プロセス最適化と診療品質の更なる向上、医療機器の拡充などを行い診療受け入れ体制を強化していることで、第1四半期(4~6月)の業績が初診数、総診療数、手術数が四半期ベースで過去最高となったことが要因としている。なお、同時に発表した第1四半期決算は、売上高14億7300万円(前年同期比17.8%増)、営業利益2億5800万円(同73.3%増)、純利益1億8000万円(同75.0%増)だった。 ■ドラフト <5070> 671円 +100 円 (+17.5%) ストップ高 本日終値 ドラフト<5070>はストップ高。14日の取引終了後、MBOの一環として、代表取締役の山下泰樹氏が代表取締役を兼任するチンクエチェント(東京都新宿区)が、同社株の非公開化を目的にTOBを実施すると発表しており、TOB価格の750円にサヤ寄せする格好となった。非公開化により中長期的な視点で機動的な経営戦略を迅速に実行するのが狙い。買い付け予定数は492万3500株(下限156万700株、上限設定なし)で、買付期間は8月15日から9月29日までを予定。TOB成立後、ドラフト株は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は同社株を8月14日付で監理銘柄(確認中)に指定している。なお、ドラフトは今回のTOBに対して賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨している。 ●ストップ高銘柄 京都友禅HD <7615> 176円 +50 円 (+39.7%) ストップ高 本日終値 FLネット <9241> 2,965円 +500 円 (+20.3%) ストップ高 本日終値 アクセルHD <402A> 924円 +150 円 (+19.4%) ストップ高 本日終値 ウェルネス <366A> 3,275円 +502 円 (+18.1%) ストップ高 本日終値 和心 <9271> 662円 +100 円 (+17.8%) ストップ高 本日終値 など、21銘柄 ●ストップ安銘柄 Speee <4499> 1,982円 -500 円 (-20.2%) ストップ安 本日終値 ココペリ <4167> 371円 -80 円 (-17.7%) ストップ安 本日終値 以上、2銘柄 株探ニュース