話題株ピックアップ【夕刊】(3):イントループ、ラクス、トライアル
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■INTLOOP <9556> 7,330円 +220 円 (+3.1%) 本日終値 INTLOOP<9556>が後場上げ幅を拡大。午前11時30分ごろに、8月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位を引き下げることで投資家が投資しやすい環境を整え、株式の流動性を高めるとともに投資家層の更なる拡大を図ることが目的という。 ■ラクス <3923> 2,442.5円 +32.5 円 (+1.4%) 本日終値 ラクス<3923>が堅調に推移し、年初来高値を連日で更新。同社は13日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比25.5%増の140億8100万円、最終利益が同70.8%増の35億3700万円になっており、2ケタの増収増益を材料視した買いが入った。4~6月期は主力のクラウド事業が大幅な増収増益になった。同事業に含まれる経費精算システム「楽楽精算」や電子請求書発行システム「楽楽明細」などが堅調に推移した。IT人材事業も好調。あわせて発表した7月の売上高はクラウド事業の売上高が前年同月比27.6%増、IT人材事業の売上高が同19.6%増となり大幅な増収が続いている。ラクスは加えて、9月30日を基準日として、10月1日付で1株を2株に株式分割すると発表した。投資単位当たりの金額を引き下げ、流動性の向上と投資家層の拡大を図る。そのほか、プラスアルファ・コンサルティング<4071>との業務提携に向けた基本合意も結んだ。 ■トライアル <141A> 2,261円 -289 円 (-11.3%) 本日終値 トライアルホールディングス<141A>は大幅安。13日取引終了後に26年6月期連結業績予想を発表。売上高を前期比64.5%増の1兆3225億円とした一方、純利益を同95.7%減の5億円としており、これをネガティブ視した売りが優勢となっている。今年7月に子会社化した西友の連結効果により大幅な増収を予想。営業利益段階でも2ケタ増益を見込むものの、M&A関連費用の計上で純利益は大きく減少する見通し。配当予想は前期比据え置きの16円とした。なお、同時に発表した25年6月期決算は売上高が前の期比12.0%増の8038億2900万円、純利益が同2.7%増の117億5200万円だった。 ■東北新社 <2329> 677円 -36 円 (-5.1%) 本日終値 13日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は7%減益で着地」が嫌気された。 東北新社 <2329> [東証S] が8月13日大引け後(15:30)に決算を発表。26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比6.9%減の3.9億円に減った。 ■キッズウェル・バイオ <4584> 336円 +80 円 (+31.3%) ストップ高 本日終値 キッズウェル・バイオ<4584>がストップ高。同社は13日取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業損益が1億8400万円の黒字(前年同期は1億5800万円の赤字)に浮上したことが好感されたようだ。売上高は前年同期比3.6倍の17億2000万円で着地。バイオシミラー原薬などの計画的な納品を着実に進めたことが主な要因だとしている。なお、通期業績予想については従来見通しを据え置いている。 ■京都友禅HD <7615> 126円 +30 円 (+31.3%) ストップ高 本日終値 13日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過」が好感された。 京都きもの友禅ホールディングス <7615> [東証S] が8月13日大引け後(15:30)に決算を発表。26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は1億0400万円の黒字(前年同期は3億1900万円の赤字)に浮上し、通期計画の5000万円に対する進捗率が208.0%とすでに上回った。 ■TORICO <7138> 1,345円 +300 円 (+28.7%) ストップ高 本日終値 TORICO<7138>がストップ高。同社は13日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせて、株式分割と創業20周年記念特別株主優待の実施を発表し、材料視されたようだ。同社は8月31日を基準日として9月1日付で1株を5株に分割する。特別株主優待では分割後ベースで1500株以上(分割前ベースで300株以上)を26年3月31日時点で半年以上保有する株主を対象に、QUOカード3万円分を贈呈する。4~6月期の連結決算は売上高が6億8100万円(前年同期比27.3%減)、営業損益が6700万円の赤字(前年同期は8100万円の赤字)だった。イベントやECサービス関連で減収となった一方、広告宣伝費を抑制したため、赤字幅は縮小した。 ■トリドリ <9337> 2,713円 +500 円 (+22.6%) ストップ高 本日終値 13日に決算を発表。「上期経常が3倍増益で着地・4-6月期も3.2倍増益」が好感された。 トリドリ <9337> [東証G] が8月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比3.0倍の3.3億円に急拡大し、通期計画の7億円に対する進捗率は前年同期の25.6%を上回る48.3%に達した。 ■フォーサイド <2330> 284円 +52 円 (+22.4%) 一時ストップ高 本日終値 フォーサイド<2330>が連日の年初来高値更新。13日の取引終了後に25年12月期の連結業績予想について、売上高を55億3500万円から87億5800万円(前期比64.0%増)へ、営業利益を1億4300万円から3億5000万円(同7.0倍)へ、最終利益を1億1800万円から3億400万円(同4.7倍)へ上方修正したことが好感された。3月にantzを連結子会社化したことに加えて、上期に開催した大型イベントが想定を上回る集客を記録したことなどが要因。また、プライズ(景品)商品の受注が好調に推移していることや、AI開発支援向けGPUサーバーの販売が想定を上回っていることなども売上高・利益を押し上げる。なお、同時に発表した6月中間期決算は、売上高37億5300万円(前年同期比70.9%増)、営業利益1億8800万円(前年同期6800万円の赤字)、最終利益1億7200万円(同7500万円の赤字)だった。 ■Solvvy <7320> 2,212円 +400 円 (+22.1%) ストップ高 本日終値 Solvvy<7320>がストップ高。13日の取引終了後に上限を25万株(自己株式を除く発行済み株数の2.2%)、または5億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は8月14日から31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を図ることが目的という。また、同時に発表した26年6月期連結業績予想で、売上高82億円(前期比22.3%増)、営業利益21億円(同29.6%増)と大幅営業増益を見込み、年間配当予想を前期比実質増配の20円(前期28円、ただし25年7月1日付で1株から2株への株式分割を実施)としたことも好材料視された。各事業で成長を見込むほか、昨年11月のメディアシークとの経営統合効果も寄与する。なお、25年6月期決算は、売上高67億500万円(前の期比25.1%増)、営業利益16億2000万円(同30.7%増)だった。継続的なDX投資による販管費抑制や高利益率の商品の伸長などにより、営業利益は従来予想の13億円を上回って着地した。 ■BlueMeme <4069> 1,720円 +300 円 (+21.1%) ストップ高 本日終 BlueMeme<4069>がストップ。13日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高9億100万円(前年同期比74.5%増)、営業利益1億600万円(前年同期4100万円の赤字)、最終利益6900万円(同4900万円の赤字)となり、大幅黒字転換したことが好感されている。「OutSystems」を中心としたローコードプラットフォームを活用したコンサルティング及び受託開発の提供が引き続き順調に拡大するなか、前期に苦戦した開発サービスの販売戦略見直しが大幅増収につながった。また、大型ライセンス契約の受注も利益の押し上げに寄与した。なお、26年3月期通期業績予想は、売上高33億円(前期比40.5%増)、営業利益1億5000万円(同4.8倍)、最終利益1億円(前期1700万円の赤字)の従来見通しを据え置いているが、会社側では「現在進行中の商談状況をふまえて、通期予想を大きく上回る公算が高くなったタイミングで上方修正を行う予定」としている。 ■AeroEdge <7409> 4,080円 +700 円 (+20.7%) ストップ高 本日終値 AeroEdge<7409>がストップ高。同社はきょう午前11時30分、25年6月期単独決算の開示にあわせて、フランスの航空機エンジン大手サフラン社とLEAPエンジン向けチタンアルミブレードの加工に関する契約を更新すると発表した。サフラン社に対する新材料について量産化のメドをつけた。同社から支給されたチタンアルミ合金を加工する従来の体制から、新材料の量産と加工を手掛ける形になることで、販売価格の上昇が見込まれるほか、マーケットシェアも上昇するという。将来的な収益拡大期待を高める格好となり、買いが集まったようだ。 ■バーチャレク <6193> 935円 +150 円 (+19.1%) ストップ高 本日終値 バーチャレクス・ホールディングス<6193>がストップ高。13日の取引終了後に25年9月末日時点の株主から株主優待制度を新設すると発表したことを好感した買いが入った。毎年9月末日及び3月末日時点で2単元(200株)以上を保有する株主を対象に、一律でQUOカード5000円分(年1万円分)を贈呈する。また、同時に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高16億2100万円(前年同期比7.8%増)、営業損益1600万円の赤字(前年同期8200万円の赤字)、最終損益100万円の赤字(同8600万円の赤字)となり、赤字幅が縮小したことも好材料視されている。新卒採用倍増の人材投資などにより赤字は継続したものの、IT&コンサルティング事業では前期低調だった期初稼働率が向上したほか、開発期間が長引き収益を圧迫していたタイムインターメディアの大型システム開発案件の品質トラブルがほぼ収束。また、アウトソーシング事業では大手クライアントにおけるマザーセンター構築コンサルティング支援の横展開に伴い、別事業領域のマザーセンター業務運営を受託しており、これらによりセグメントベースではともに増収増益を達成した。 ●ストップ高銘柄 セグエグループ <3968> 621円 +100 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値 ホリイフードサービス <3077> 638円 +100 円 (+18.6%) ストップ高 本日終値 など、19銘柄 ●ストップ安銘柄 MFS <196A> 414円 -100 円 (-19.5%) ストップ安 本日終値 など、1銘柄 株探ニュース