話題株ピックアップ【夕刊】(2):オイシックス、日電子、ネクソン
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■FFJ <7092> 1,739円 +154 円 (+9.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位 Fast Fitness Japan<7092>が後場急伸し連日の年初来高値更新。午後2時ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高が49億700万円(前年同期比15.9%増)、営業利益8億7700万円(同40.8%増)と大幅増益となったことが好感された。中核事業の国内エニタイムフィットネス事業で店舗数が前年同期比57店増の1206店舗、会員数が同14万1000人増の102万7000人と伸長。これに伴いストック収入であるFCのロイヤリティー収入や直営店舗の会費収入が大幅に増加した。なお、26年3月期通期業績予想は、売上高197億800万円~213億2000万円(前期比9.4%~18.4%増)、営業利益37億500万円~39億6000万円(同10.5%~18.6%増)の従来見通しを据え置いている。 ■オイシックス・ラ・大地 <3182> 1,936円 +163 円 (+9.2%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位 オイシックス・ラ・大地<3182>は大幅高で年初来高値を更新。13日取引終了後に4~6月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比5.1%増の664億2300万円、営業利益は同49.3%増の18億3700万円だった。コメを含む食材費高騰の影響があったものの、学校給食を中心とした新規契約数の増加とコントラクト(法人向け給食事業)を中心とした価格適正化が寄与した。好決算を評価した買いが優勢となっている。 ■日本電子 <6951> 4,677円 +377 円 (+8.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位 日本電子<6951>が3日ぶりに急反発。同社は13日取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比42.1%増の57億9200万円となり、上半期計画の100億円に対する進捗率は57.9%となった。売上高は同10.4%増の401億4500万円で着地。産業機器事業でシングルビームマスク描画装置とスポットビーム型電子描画装置の売り上げが伸びたほか、医用機器事業では生化学自動分析装置の販売が堅調だった。なお、上半期及び通期の業績予想については従来計画を据え置いている。 ■日本システム技術 <4323> 2,157円 +171 円 (+8.6%) 本日終値 13日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は60%増益で着地」が好感された。 日本システム技術 <4323> [東証P] が8月13日大引け後(16:00)に決算を発表。26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比60.1%増の5億円に拡大したが、通期計画の36.6億円に対する進捗率は13.9%となり、5年平均の10.8%とほぼ同水準だった。 ■Lドリンク <2585> 2,746円 +176 円 (+6.9%) 本日終値 ライフドリンク カンパニー<2585>は8日続伸し連日の年初来高値更新。13日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高134億4400万円(前年同期比18.9%増)、営業利益15億1600万円(同21.8%増)、純利益9億9800万円(同17.2%増)と2ケタ増収増益となったことが好感された。M&Aにより取得した工場の生産寄与や、既存工場のフル生産化に加え、生産数量増に対応した販売先の確保により売上高が増加した。一方で物流費や労務費・人件費などのコストも増加したものの、増収効果にボトル内製化などの取り組みもあり営業増益となった。なお、26年3月期通期業績予想は、売上高520億円(前期比16.8%増)、営業利益65億円(同37.1%増)、純利益44億5000万円(同31.2%増)の従来見通しを据え置いている。 ■ネクソン <3659> 3,246円 +205 円 (+6.7%) 本日終値 ネクソン<3659>が急反発し、年初来高値を更新した。同社は13日の取引終了後、25年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比0.8%増の2327億8400万円、最終利益は同43.2%減の430億3000万円となった。前期に中国で配信をし爆発的な人気となった「アラド戦記モバイル」の反動が出た半面、パソコン版「アラド戦記」や「メイプルストーリー」が再活性化したという。更に、韓国においてはパソコン版アラド戦記が大きく伸長しており、想定以上に底堅い決算と受け止められたようだ。取得総数1100万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.4%)、取得総額250億円を上限とする自社株買いの公表も相まって、投資資金の流入につながった。同社は25年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結業績予想も開示。売上高は3493億5100万~3598億9800万円(前年同期比1.8~4.7%減)、最終利益は694億2900万~758億1400万円(同26.3~32.5%減)を計画する。 ■マブチモーター <6592> 2,432.5円 +147.5 円 (+6.5%) 本日終値 マブチモーター<6592>が後場に入りプラス圏に急浮上し大幅続伸に転換。午後0時30分ごろに、上限を1200万株(自己株式を除く発行済み株数の9.73%)、または190億円とする自社株買いと、12月31日を基準日とする1株から2株への株式分割を発表したことが好感された。自社株の取得期間は10月1日から来年9月30日までで、取得した全株式は消却する予定だ。同時に発表した6月中間期決算は、営業利益が121億1500万円(前年同期比32.2%増)となった。パワーウインドウ用の減少や円高の影響もあって自動車用モーターが減少し売上高は949億1100万円(同0.4%減)となったものの、売価・プロダクトミックスの改善やコストダウンなどが寄与し営業増益となった。なお、25年12月期通期業績予想は、売上高1930億円(前期比1.6%減)、営業利益216億円(同0.2%減)を見込み、従来予想の売上高1980億円、営業利益222億円から下方修正した。 ■PAコンサル <4071> 2,487円 +145 円 (+6.2%) 本日終値 プラスアルファ・コンサルティング<4071>は急反発し年初来高値を更新。13日の取引終了後に25年9月期連結業績予想について、営業利益を56億円から61億円(前期比34.7%増)へ上方修正したことが好感された。子会社のグローアップやD4DR、Attackで受注が弱い状況が継続していることから、売上高は177億3000万円から170億円(同22.2%増)へやや下方修正した。その一方、「タレントパレット」において顧客数の増加とともに単価上昇が継続していることや、新規顧客獲得をエンタープライズにシフトする方針転換により、マーケティング施策を見直すことで費用が抑制されることが利益を押し上げる。なお、同時に発表した6月中間期決算は、売上高124億8100万円(前年同期比26.5%増)、営業利益44億3000万円(同42.6%増)だった。また、人材サービス大手のマイナビ(東京都千代田区)と資本・業務提携すると発表した。両社は今年4月に包括的業務提携を発表したが、自己株式の処分によりマイナビに対して127万5600株を割り当て資本面でも提携。調達資金約30億円は協業プロダクトの開発・販売やタレントパレット顧客に対するマイナビ研修コンテンツの提供などの共同事業に関するシステムの開発・運用や営業・サポートに係る費用や連携サービスの企画に要する費用などにあてる。更に、ラクス<3923>と業務提携を検討することで基本合意したとも発表。両社が提供するクラウドサービスに関して協業を開始するとしている。 ■Heartseed <219A> 3,545円 +195 円 (+5.8%) 本日終値 13日に発表した「東証が貸借銘柄に選定」が買い材料。 東証が貸借銘柄に選定。 ■ぴあ <4337> 3,305円 +140 円 (+4.4%) 本日終値 ぴあ<4337>が後場上げ幅を拡大。午後1時ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高136億6700万円(前年同期比33.1%増)、営業利益23億5100万円(同3.5倍)、純利益15億6400万円(同2.6倍)と大幅増益となり、通期計画に対する営業利益の進捗率が69%に達したことが好感された。レディー・ガガやビリー・アイリッシュなどの来日アーティストの大規模公演や、Mrs.GREEN APPLE、Vaundyなど人気アーティストの全国ツアーをはじめ、大型興行、大規模フェス、プロスポーツ、ミュージカル、レジャーなどのチケット販売が増加し、取扱高ベースでの売上高が850億円を超えて四半期として過去最高となった。また「大阪・関西万博」人気が追い風となり、チケット並びに出版物の販売も好調に推移した。なお、26年3月期通期業績予想は、売上高470億円(前期比3.6%増)、営業利益34億円(同29.0%増)、純利益23億円(同44.5%増)の従来見通しを据え置いている。 株探ニュース