話題株ピックアップ【昼刊】:弁護士COM、FFRI、Aiロボ

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材料

■日本創発グループ <7814>  646円   +100 円 (+18.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 日本創発グループ<7814>がストップ高の水準となる前営業日比100円高の646円でカイ気配となっている。同社は13日の取引終了後、25年12月期の第3四半期と期末の配当予想を増額修正したと発表。これを好感した買いが集まったようだ。これまで第3四半期と期末配当はそれぞれ3円50銭を計画していた。今回、特別配当を追加する形で、第3四半期と期末の配当予想について、それぞれ26円50銭に見直した。年間配当予想は特別配当46円を含めて60円(前期比47円増配)に見直す。不動産の売却に伴う特別利益が発生することに伴い、株主に利益を還元する。25年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算は、売上高が前年同期比7.3%増の410億9600万円、最終利益が同2.7%増の16億5300万円だった。

■弁護士ドットコム <6027>  3,635円   +555 円 (+18.0%) 一時ストップ高   11:30現在
 弁護士ドットコム<6027>は一時ストップ高の水準となる前営業日比700円高の3780円に買われた。同社は13日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算にあわせて、東証プライム市場への市場区分変更申請を行ったと発表した。指数連動型ファンドの資金の流入による株高効果への期待の高まりから、買いが入っている。4~6月期は売上高が前年同期比15.3%増の38億200万円、営業利益が同80.9%増の5億1000万円だった。第1四半期としての最高益となり予算を超過する好調なスタートとなった。法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」などのメディア事業が堅調だったほか、クラウド上で契約締結から契約書管理までできるプラットフォーム「クラウドサイン」を手掛けるIT・ソリューション事業が大幅な増収増益。クラウドサインにおいて認知度の向上や顧客基盤の拡大を進め、契約送信件数は同17.4%増の279万1332件と好調に推移した。

■FFRIセキュリティ <3692>  6,900円   +1,000 円 (+17.0%) ストップ高   11:30現在
 FFRIセキュリティ<3692>がストップ高。同社はサイバーセキュリティー専業の研究開発型企業で、標的型攻撃に特化した自社開発のエンドポイントセキュリティーソフトが企業のサイバー攻撃対策ニーズを捉えている。13日取引終了後に発表した26年3月期第1四半期(25年4~6月)決算は営業利益が2億6400万円(前年同期は200万円)と大幅な伸びを達成した。これを手掛かりに上値を見込んだ買いを引き寄せた。なお、通期営業利益は前期比12%増の9億1400万円を見込んでいる。株式需給面では貸株注意喚起の対象となっており、空売り買い戻しを誘発しやすく株価上昇に向けた思惑を助長している。

■Aiロボティクス <247A>  6,960円   +1,000 円 (+16.8%) ストップ高   11:30現在
 13日に発表した「1→5の株式分割を実施」が買い材料。
 9月30日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施。

■網屋 <4258>  4,150円   +510 円 (+14.0%)  11:30現在
 網屋<4258>に物色人気集中、連日で上場来高値圏を走る展開となっている。自社開発製品「ALog」を中核とするデータセキュリティー事業とネットワークセキュリティー事業の2部門に特化しSaaSを軸にストックビジネスに注力している。業績はサブスクリプションモデルの好調を背景に利益率の向上が会社側の想定を上回っており、13日取引終了後に発表した25年12月期上期(25年1~6月)決算は営業利益が前年同期比87%増の4億8600万円と大幅な伸びを達成、特に4~6月期の伸びが際立っており、これが株価を強く刺激する格好となった。株価は7月末にマドを開けて急騰した後も目先筋の利益確定売りを吸収し、急勾配の5日移動平均線をサポートラインとした強力な上昇波を形成していた。きょうは決算発表を受け上げ足を一気に加速させる格好となった。

■日本電子 <6951>  4,672円   +372 円 (+8.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率7位
 日本電子<6951>が3日ぶりに急反発している。同社は13日取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比42.1%増の57億9200万円となり、上半期計画の100億円に対する進捗率は57.9%となった。売上高は同10.4%増の401億4500万円で着地。産業機器事業でシングルビームマスク描画装置とスポットビーム型電子描画装置の売り上げが伸びたほか、医用機器事業では生化学自動分析装置の販売が堅調だった。なお、上半期及び通期の業績予想については従来計画を据え置いている。

■オイシックス・ラ・大地 <3182>  1,926円   +153 円 (+8.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 オイシックス・ラ・大地<3182>は大幅高で年初来高値を更新。13日取引終了後に4~6月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比5.1%増の664億2300万円、営業利益は同49.3%増の18億3700万円だった。コメを含む食材費高騰の影響があったものの、学校給食を中心とした新規契約数の増加とコントラクト(法人向け給食事業)を中心とした価格適正化が寄与した。好決算を評価した買いが優勢となっている。

■日本システム技術 <4323>  2,140円   +154 円 (+7.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率9位
 13日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は60%増益で着地」が好感された。
 日本システム技術 <4323> [東証P] が8月13日大引け後(16:00)に決算を発表。26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比60.1%増の5億円に拡大したが、通期計画の36.6億円に対する進捗率は13.9%となり、5年平均の10.8%とほぼ同水準だった。

■PAコンサル <4071>  2,519円   +177 円 (+7.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率10位
 プラスアルファ・コンサルティング<4071>は急反発し年初来高値を更新している。13日の取引終了後に25年9月期連結業績予想について、営業利益を56億円から61億円(前期比34.7%増)へ上方修正したことが好感されている。子会社のグローアップやD4DR、Attackで受注が弱い状況が継続していることから、売上高は177億3000万円から170億円(同22.2%増)へやや下方修正した。その一方、「タレントパレット」において顧客数の増加とともに単価上昇が継続していることや、新規顧客獲得をエンタープライズにシフトする方針転換により、マーケティング施策を見直すことで費用が抑制されることが利益を押し上げる。なお、同時に発表した6月中間期決算は、売上高124億8100万円(前年同期比26.5%増)、営業利益44億3000万円(同42.6%増)だった。また、人材サービス大手のマイナビ(東京都千代田区)と資本・業務提携すると発表した。両社は今年4月に包括的業務提携を発表したが、自己株式の処分によりマイナビに対して127万5600株を割り当て資本面でも提携。調達資金約30億円は協業プロダクトの開発・販売やタレントパレット顧客に対するマイナビ研修コンテンツの提供などの共同事業に関するシステムの開発・運用や営業・サポートに係る費用や連携サービスの企画に要する費用などにあてる。更に、ラクス<3923>と業務提携を検討することで基本合意したとも発表。両社が提供するクラウドサービスに関して協業を開始するとしている。

■ネクソン <3659>  3,258円   +217 円 (+7.1%)  11:30現在
 13日に発表した「1.4%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の1.4%にあたる1100万株(金額で250億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月14日から10月31日まで。

■Heartseed <219A>  3,550円   +200 円 (+6.0%)  11:30現在
 13日に発表した「東証が貸借銘柄に選定」が買い材料。

■LIFULL <2120>  224円   +12 円 (+5.7%)  11:30現在
 LIFULL<2120>は大幅高で7日続伸し、年初来高値を連日で更新している。同社は13日の取引終了後、25年9月期第3四半期累計(24年10月~25年6月)の連結決算を発表した。売上高は210億5900万円(前年同期比7.1%増)、営業利益が30億100万円(同23.3%増)、最終損益は44億800万円の黒字(前年同期は5600万円の赤字)になっており、業績を評価した買いが入っている。主力のHOME’S関連事業は「中古住宅売買や売却査定が2ケタの増収」(IRグループ)となり、事業全体も増収増益。利益は広告宣伝費の減少などもあり大幅に伸びた。同社はあわせて今期の年間配当予想を7円33銭(前期比6円60銭増配)と発表した。株式分割を考慮した実質での過去最高額となる。今期の年間配当予想には記念配当1円も含まれる。同社は5月に配当性向を25%から30%に引き上げると発表していた。

■ケアネット <2150>  917円   +150 円 (+19.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ケアネット<2150>がストップ高の917円でカイ気配となっている。13日の取引終了後、スウェーデンに本拠を置く投資ファンドEQTグループのCurie 1(東京都港区)によるTOBを発表しており、TOB価格の1130円にサヤ寄せする格好となっている。TOBは完全子会社化を目指したもので、ケアネットは非公開化のうえEQTグループの支援のもとで企業価値の最大化を図る。買い付け予定数は4191万3468株(下限2717万7800株、上限設定なし)で、買付期間は8月14日から9月29日まで。TOB成立後、ケアネット株は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は同社株を8月13日付で監理銘柄(確認中)に指定している。なお、ケアネットは今回のTOBに対して賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨している。

■レジル <176A>  2,574円   +500 円 (+24.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 レジル<176A>がストップ高の水準となる前営業日比500円高の2574円でカイ気配となった。日本経済新聞電子版は13日夜、「マンション向け電力販売のレジルが株式の上場を廃止する方針を固めた」と報じた。米投資ファンドのベインキャピタルが近くTOB(株式公開買い付け)を実施するとしたうえで、買収総額は500億円規模になるもようと伝えている。レジルは14日、報道に関してコメントを開示。「本日開催予定の取締役会に付議する予定」としている。同社株に対してはTOB価格を巡る思惑が広がり、大量の買い注文が集まった。

■トライアル <141A>  2,300円   -250 円 (-9.8%)  11:30現在
 トライアルホールディングス<141A>は大幅安。13日取引終了後に26年6月期連結業績予想を発表。売上高を前期比64.5%増の1兆3225億円とした一方、純利益を同95.7%減の5億円としており、これをネガティブ視した売りが優勢となっている。今年7月に子会社化した西友の連結効果により大幅な増収を予想。営業利益段階でも2ケタ増益を見込むものの、M&A関連費用の計上で純利益は大きく減少する見通し。配当予想は前期比据え置きの16円とした。なお、同時に発表した25年6月期決算は売上高が前の期比12.0%増の8038億2900万円、純利益が同2.7%増の117億5200万円だった。

■キッズウェル・バイオ <4584>  336円   +80 円 (+31.3%) ストップ高   11:30現在
 キッズウェル・バイオ<4584>が急反発している。同社は13日取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業損益が1億8400万円の黒字(前年同期は1億5800万円の赤字)に浮上したことが好感されているようだ。売上高は前年同期比3.6倍の17億2000万円で着地。バイオシミラー原薬などの計画的な納品を着実に進めたことが主な要因だとしている。なお、通期業績予想については従来見通しを据え置いている。

■セグエグループ <3968>  621円   +100 円 (+19.2%) ストップ高   11:30現在
 セグエグループ<3968>がストップ高。13日の取引終了後に25年12月期の連結業績予想について、売上高を225億円から248億円(前期比32.5%増)へ、営業利益を12億6000万円から15億1200万円(同2.1倍)へ、純利益を7億100万円から7億8000万円(同53.6%増)へ上方修正したことを好感した買いが入っている。政府のデジタルガバメント政策のもと、中央省庁や地方自治体によるIT投資が増加していることを背景に、同社においても省庁向け超大型案件を含め受注が順調に進捗し、上期時点の受注高が前期通期での受注高を既に上回る水準となっていることに加えて、足もとの業績も好調なことから上方修正するという。

●ストップ高銘柄
 京都友禅HD <7615>  126円   +30 円 (+31.3%) ストップ高   11:30現在
 ビーマップ <4316>  995円   +150 円 (+17.8%) ストップ高   11:30現在
 アクセルHD <402A>  774円   +100 円 (+14.8%) ストップ高   11:30現在
 など、15銘柄

●ストップ安銘柄
 MFS <196A>  414円   -100 円 (-19.5%) ストップ安売り気配   11:30現在
 パリミキHD <7455>  410円   -80 円 (-16.3%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、2銘柄

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