本日注目すべき【好決算】銘柄 セグエG、FFRI、日電子 (13日引け後 発表分)

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 8月13日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 セグエG <3968> [東証P]  ★今期経常を17%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆25年12月期の連結経常利益を従来予想の12.6億円→14.8億円に17.5%上方修正。増益率が18.9%増→39.6%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。足もとの好調な業績進捗に加え、中央省庁向け超大型案件を獲得するなど、受注が好調に推移していることを反映した。

 ホクリヨウ <1384> [東証S]  ★今期経常を34%上方修正・2期ぶり最高益、配当も20円増額
 ◆26年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の22.3億円→29.9億円に34.1%上方修正。増益率が11.4%増→49.4%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。鳥インフルエンザの影響で鶏卵相場が想定を上回る水準で推移していることに加え、鶏卵原価の6割を占める配合飼料価格が第1四半期、第2四半期と連続で下落したことを織り込んだ。
  業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の50円→70円(前期は70円)に大幅増額修正した。

 フォーサイド <2330> [東証S]  ★今期経常を2.4倍上方修正
 ◆25年12月期上期(1-6月)の連結経常損益は1億9700万円の黒字(前年同期は6000万円の赤字)に浮上して着地。プライズ事業の受注が好調に推移したことに加え、3月に買収した人材サービス会社antzの業績上積みが収益を押し上げた。イベント事業で開催した大型イベントが想定を上回る集客を記録したほか、AI関連事業でGPUサーバーの販売が好調だったことも黒字転換に貢献した。
  併せて、通期の同利益を従来予想の1億5300万円→3億6400万円に2.4倍上方修正。増益率が3.3倍→7.7倍に拡大する見通しとなった。

 FFRI <3692> [東証G]  ★4-6月期(1Q)経常は2.6億円の黒字に浮上して着地
 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は2億6000万円の黒字(前年同期は300万円の赤字)に浮上して着地。長期案件の獲得によって期初からセキュリティ・サービス案件の稼働が増加したほか、セキュリティ製品の販売拡大や経済安全保障重要技術育成プログラム関連案件なども寄与し、70.3%の大幅増収を達成した。

 PAコンサル <4071> [東証P]  ★今期経常を8%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も11円増額
 ◆25年9月期の連結経常利益を従来予想の56億円→60.5億円に8.0%上方修正。増益率が23.3%増→33.3%増に拡大し、従来の9期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。HRソリューションで主力のタレントパレットが顧客数の増加や価格改定で月額収入が増加することに加え、マーケティング施策の見直しによって費用が抑制されることが上振れの要因となる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の18円→29円(前期は16円)に大幅増額修正した。
  併せて、マイナビと資本業務提携すると発表。採用分野への浸透加速を目指す。また、ラクス <3923> と業務提携に向けて基本合意。

 キッズバイオ <4584> [東証G]  ★4-6月期(1Q)経常は1.7億円の黒字に浮上
 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は1.7億円の黒字(前年同期は1.7億円の赤字)に浮上して着地。「GBS-007」「GBS-010」を中心としたバイオシミラー製品の需要拡大が継続する中、原薬などの製造と納品が計画通りに完了したことが寄与。一部製品の供給価格を調整したことも奏功した。

 ユトリ <5892> [東証G]  ★4-6月期(1Q)経常は8.2倍増益で着地
 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期非連結比8.2倍の2.8億円に急拡大して着地。前期に買収したheart relationの業績上積みが収益を押し上げたほか、yutori単体も店舗数拡大や「9090girl」の好調維持によって50%超の売上成長を記録した。
  通期計画の8.4億円に対する進捗率は34.2%に達しており、業績上振れが期待される。

 弁護士COM <6027> [東証G]  ★4-6月期(1Q)経常は74%増益で着地、プライム市場変更を申請
 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比74.5%増の5.1億円に拡大して着地。電子契約サービスへの強い需要を背景に「クラウドサイン」の成長が継続し、2ケタ増収増益を達成した。
  併せて、東証プライム市場へ市場変更申請を実施したと発表。

 日電子 <6951> [東証P]  ★4-6月期(1Q)経常は17%増益で着地
 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比17.0%増の57.8億円に伸びて着地。産業機器事業でシングルビームマスク描画装置とスポットビーム型電子ビーム描画装置の販売が好調だったことが寄与。

 和心 <9271> [東証G]  ★今期経常を一転31%増益に上方修正・最高益更新へ
 ◆25年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比50.0%増の2.6億円に拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の3.8億円→5.1億円(に31.1%上方修正。従来の減益予想から一転して31.1%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
  訪日外客数の拡大を追い風に、和雑貨の物販を展開するインバウンドMD事業部で既存店、新店ともに収益が拡大したことを反映した。業務効率化や採用遅れによって販管費が想定を下回ることも利益を押し上げる。

株探ニュース

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