話題株ピックアップ【昼刊】:エクサWiz、アジアパイル、バンクオブイ

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■エクサウィザーズ <4259>  525円   +80 円 (+18.0%) ストップ高   11:30現在
 エクサウィザーズ<4259>はストップ高。12日取引終了後に4~6月期連結決算を発表。売上高が24億4600万円(前年同期比15.9%増)だったほか、営業損益が1億4400万円の黒字(前年同期2億8900万円の赤字)に転換して着地しており、これを好感した買いが集まっている。AIプロダクト事業でサービスの利用数が増加したことが業績を押し上げた。人件費やシステム利用料、減価償却費の減少なども寄与した。通期の増収・営業黒字見通しに変更はない。

■アジアパイル <5288>  1,223円   +145 円 (+13.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 アジアパイルホールディングス<5288>は3連騰。一時、前日に比べ19%超の上昇となり2007年7月以来、18年1カ月ぶりの高値をつけた。同社は12日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比27.4%増の273億6600万円、営業利益は同3.6倍の28億5800万円となっており、業績拡大を評価した買いが集まっている。国内外ともに主力のコンクリートパイルの売上高が前年同期を大幅に上回り業績を押し上げた。国内事業は営業利益が3倍となり、海外事業は営業損益が前年同期の赤字から黒字に転換した。

■バンクオブイ <4393>  13,070円   +1,080 円 (+9.0%)  11:30現在
 バンク・オブ・イノベーション<4393>が大幅高で、年初来高値を更新した。同社は12日取引終了後、25年9月期第3四半期累計(24年10月~25年6月)の連結決算を発表。営業利益が前年同期比23.4%増の16億4400万円(第2四半期累計は同17.8%減の10億1600万円)となったことが好感されているようだ。売上高は同12.5%減の94億2700万円にとどまったが、広告宣伝費を抑えたことが利益面に寄与した。なお、通期業績予想については現時点で適正かつ合理的な算定が困難だとして引き続き非開示としている。

■構造計画HD <208A>  2,812円   +198 円 (+7.6%)  11:30現在
 12日に決算を発表。「今期経常は10%増で5期連続最高益更新へ」が好感された。
 構造計画研究所ホールディングス <208A> [東証S] が8月12日大引け後(16:00)に決算を発表。25年6月期の連結経常利益は前の期非連結比20.2%増の30.4億円になり、従来予想の25.4億円を上回って着地。26年6月期も前期比10.0%増の33.5億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。8期連続増収、5期連続増益になる。

■ソラスト <6197>  473円   +32 円 (+7.3%)  11:30現在  東証プライム 上昇率9位
 ソラスト<6197>が大幅反発している。12日の取引終了後に上限を440万株(自己株式を除く発行済み株数の4.77%)、または14億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。取得期間は8月13日から来年5月31日までで、中期経営計画で掲げた持続的な成長のための、資本効率の向上と株主還元の充実を図る取り組みの一環として実施する。同時に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高349億2600万円(前年同期比2.4%増)、営業利益16億4300万円(同4.1%減)、純利益11億4800万円(同34.5%増)だった。医療事業が計画以上の価格改定効果により好調なスタートを切ったことに加えて、介護事業やこども事業が堅調に推移したことで増収となったが、処遇改善を計画通り強化したことや新規IT投資などが利益を圧迫した。なお、26年3月期通期業績予想は、売上高1394億5000万円(前期比1.5%増)、営業利益60億円(同14.5%減)、純利益34億円(同14.2%減)の従来見通しを据え置いている。

■松屋フーズ <9887>  6,980円   +360 円 (+5.4%)  11:30現在
 松屋フーズホールディングス<9887>は大幅高で6日続伸。株価は7000円台に乗せ上場来高値を更新している。同社は12日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想を上方修正した。売上高はこれまでの1713億円から1750億円(前期比13.5%増)へ、営業利益は24億円から40億円(同9.2%減)へ、最終利益は11億円から18億5000万円(同15.4%減)に見直したことが好感された。既存店売上高が伸びるなか、固定費の売上高に占める割合が低下し各利益も前回予想を超える見込み。26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は売上高が431億6400万円(前年同期比26.0%増)、営業利益は9億6500万円(同7.2倍)だった。この期の既存店売上高は前年同期比16.6%増と好調だった。

■アドバンテスト <6857>  11,560円   +410 円 (+3.7%)  11:30現在
 アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置大手が軒並み上値指向を強めている。前日の米国株市場ではハイテク株に物色の矛先が向かい、特に半導体関連株に買いが目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3%高と大きく上昇し、年初来高値を更新した。これを受けて東京市場でも出遅れ感のある同関連主力株に仕切り直しの買いを誘導している。日経半導体株指数に連動する形で組成されたETF、NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信<200A>も足もとで戻り足を鮮明としており、きょうは上値抵抗ラインとして意識された25日移動平均線を上回ってきた。

■ショーボンド <1414>  5,310円   +187 円 (+3.7%)  11:30現在
 ショーボンドホールディングス<1414>が6連騰し年初来高値を更新している。12日の取引終了後に発表した26年6月期の連結業績予想で、売上高950億円(前期比4.7%増)、営業利益215億円(同3.4%増)、純利益153億円(同1.6%増)を見込み、年間配当予想を17期連続増配となる前期比6円50銭増の182円としたことが好感されている。期首受注残高が816億9800万円と前年同期比9.5%減ながら高水準にあり、手持ちの大型工事の施工進捗により12期連続の増収増益を見込む。一方、工事受注高は前期比10.9%増の820億円を見込んでおり、高速道路各社の工事発注の回復が見込みにくいなか、国、地方自治体の工事案件もあわせて受注積み上げを狙う。なお、25年6月期決算は、売上高907億1200万円(前の期比6.2%増)、営業利益207億9400万円(同5.7%増)、純利益150億6100万円(同5.2%増)だった。高速道路各社からの工事発注が減少したことで工事受注高は減少したものの、期首受注残の多かった国、地方自治体の工事売上高が堅調だった。同時に、上限を110万株(発行済み株数の2.15%)、または50億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は8月13日から来年6月30日までで、株主還元の強化及び資本効率の向上を図ることが狙いとしている。

■ジェイエイシ <2124>  1,105円   +34 円 (+3.2%)  11:30現在
 ジェイエイシーリクルートメント<2124>がしっかり。12日の取引終了後に25年12月期連結業績予想について、売上高を449億円から463億円(前期比18.2%増)へ、営業利益を100億円から112億円(同23.2%増)へ、純利益を70億円から78億円(同39.0%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を32円から35円へ引き上げたことが好感されている。売上高の約9割を占める国内人材紹介事業において、懸念された米通商政策の影響が若干にとどまり、また前年同期のような賃上げ期待による求職者の流動性鈍化もみられなかったことから上期業績が計画を上回ったことが要因。また、徹底したコスト管理を行っていることも寄与する。なお、同時に発表した6月中間期決算は、売上高232億4700万円(前年同期比21.7%増)、営業利益62億3800万円(同43.1%増)、純利益42億7000万円(同48.6%増)となった。

■東宝 <9602>  9,932円   +255 円 (+2.6%)  11:30現在
 東宝<9602>が5日続伸している。12日の取引終了後に発表した7月度の映画営業部門の興行成績速報で、同社が配給した作品の興行収入が前年同月比3.3倍の225億1200万円となったことが好感されている。「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」「国宝」などヒットが寄与。これまで過去最高だった20年10月の約165億9000万円を上回り、単月成績として歴代最高となった。また、7月度の映画興行部門の興行成績速報では、TOHOシネマズなどで上映された全ての作品の興行収入が前年同月比87.1%増の90億9600万円となった。こちらもこれまで過去最高だった19年7月の約82億3000万円を上回り、TOHOシネマズにおける7月単月成績として歴代最高となった。

■K&Oエナジーグループ <1663>  3,185円   +50 円 (+1.6%)  11:30現在
 K&Oエナジーグループ<1663>が6日続伸している。12日の取引終了後に25年12月期の連結業績予想について、営業利益を77億円から90億円(前期比2.0%増)へ、純利益を62億円から72億円(同16.7%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を24円から26円(年50円)へ引き上げたことが好感されている。売上高は、輸入エネルギー価格の影響によるガス販売価格の低下などにより919億円から907億円(同1.9%減)へ下方修正したものの、足もとでヨウ素事業の販売量が増加していることに加えて、販売価格の上昇などもあって同事業の売上高・利益が膨らむ見通し。なお、同時に発表した6月中間期決算は、売上高485億3600万円(前年同期比0.6%減)、営業利益66億600万円(同17.8%増)、純利益54億9600万円(同48.6%増)だった。

■寺崎電気産業 <6637>  3,995円   -365 円 (-8.4%)  11:30現在
 12日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は15%減益で着地」が嫌気された。
 寺崎電気産業 <6637> [東証S] が8月12日大引け後(15:45)に決算を発表。26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比14.5%減の12.2億円に減り、4-9月期(上期)計画の29.6億円に対する進捗率は41.3%にとどまり、5年平均の48.1%も下回った。

■コメ兵ホールディングス <2780>  2,808円   -252 円 (-8.2%)  11:30現在
 コメ兵ホールディングス<2780>が急反落している。12日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高461億2000万円(前年同期比37.7%増)、営業利益8億8300万円(同58.7%減)、純利益3億5300万円(同75.0%減)となり、大幅減益で着地したことが嫌気されている。前期にアールケイエンタープライズほか3社をグループ化した効果や買取専門店を10店舗出店したことなどが寄与し、売上高は第1四半期として過去最高を更新した。一方、時計やバッグの商品相場が低下したことや、これらの在庫の流動化を図るために法人仕入れ及び法人販売を活用したことで売上総利益率が低下。また、出店に伴う人材採用・育成などで販管費が当初計画よりも増加したことが利益を圧迫した。なお、26年3月期通期業績予想は、売上高2000億円(前期比25.8%増)、営業利益80億円(同29.5%増)、純利益46億円(同3.7%減)の従来見通しを据え置いている。

■ミライト・ワン <1417>  2,736.5円   -186.5 円 (-6.4%)  11:30現在  東証プライム 下落率6位
 12日に決算を発表。「4-6月期(1Q)最終は赤字転落で着地」が嫌気された。
 ミライト・ワン <1417> [東証P] が8月12日大引け後(16:00)に決算を発表。26年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終損益は13.1億円の赤字(前年同期は7.4億円の黒字)に転落した。

■スター精密 <7718>  1,718円   -117 円 (-6.4%)  11:30現在  東証プライム 下落率7位
 12日に決算を発表。「今期経常を一転3%減益に下方修正」が嫌気された。
 スター精密 <7718> [東証P] が8月12日大引け後(15:30)に決算を発表。25年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比34.7%増の27億円に拡大し、従来の5.4%減益予想から一転して増益で着地。しかしながら併せて、通期の同利益を従来予想の53億円→44億円(前期は45.1億円)に17.0%下方修正し、一転して2.5%減益見通しとなった。

■unerry <5034>  3,305円   +503 円 (+18.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 unerry<5034>がストップ高カイ気配になっている。同社は12日の取引終了後、25年6月期の単独決算を公表するとともに、26年6月期の業績予想を発表した。今6月期について売上高は前期比34.3%増の50億200万円、営業利益は同60.4%増の5億円、最終利益は同20.5%増の4億円を計画しており、2ケタ増収増益を材料視した買いが流入している。同社は人流データによるビッグデータプラットフォームを運営しており、継続的に取引する「リカーリング顧客(4四半期以上連続で取引があるか直近3カ月以上連続で取引のある新規顧客企業)」の積み上げと売上高拡大を見込む。25年6月期は売上高が前の期比31.4%増の37億2600万円、営業利益が同74.2%増の3億1100万円、最終利益が同4.9倍の3億3100万円となった。店舗・地域・観光地における生活者の行動を分析する「分析・可視化サービス」や、広告をきっかけとする来店・購買を計測・最適化する「行動変容サービス」が売り上げを大きく伸ばした。

●ストップ高銘柄
 堀田丸正 <8105>  385円   +80 円 (+26.2%) ストップ高   11:30現在
 トレードワークス <3997>  2,064円   +400 円 (+24.0%) ストップ高   11:30現在
 サンコール <5985>  622円   +100 円 (+19.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 アンビスHD <7071>  725円   +100 円 (+16.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 AI inside <4488>  3,470円   -700 円 (-16.8%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

株探ニュース

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