ナルネットが急伸、配当予想の増額修正とイエロハットの大株主浮上を材料視◇
投稿:
ナルネットコミュニケーションズ<5870.T>が急伸し、年初来高値を更新した。同社は12日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の単独決算を発表。売上高は前年同期比20.4%増の22億8700万円、経常利益は同2.1倍の1億1500万円となった。また、期末一括配当予想について従来の15円から24円(前期比9円増配)に修正。更に、イエローハット<9882.T>がナルネットの株式について、議決権ベースで16.25%を保有する第2位の大株主に浮上したことも明らかとなった。配当予想の増額と、自動車用品販売のイエロハットによる大量保有を材料視した買いが入ったようだ。 4~6月期はメンテナンス受託事業で既存企業の管理台数が堅調に伸長したほか、メーカー系リース企業からの受注台数も増加した。BPO事業は旧ビッグモーターから事業を承継したWECARS(ウィーカーズ)の店舗における販売車両の納入前整備が寄与。受託価格の見直し効果もあって利益率が改善した。イエロハットはナルネット株を市場外で取得。一方、ジャフコ グループ<8595.T>はナルネット株を全て売却した。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS