本日注目すべき【好決算】銘柄 ウネリー、ジェイエイシ、エクサWi (12日引け後 発表分)
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8月12日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。 ウネリー <5034> [東証G] ★今期経常は59%増で3期連続最高益更新へ ◆25年6月期の経常利益(非連結)は前の期比2.4倍の3億1500万円に伸びて着地。続く26年6月期も前期比59.4%増の5億0200万円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は前期に獲得した新規顧客のリカーリング顧客化を進める計画。行動変容サービスと人流分析・可視化サービスを中心にクロスセルを展開し、34.3%の大幅増収を見込む。 ジェイエイシ <2124> [東証P] ★今期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額 ◆25年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比43.3%増の62.4億円に拡大し、従来予想の47億円を上回って着地。主力の国内人材紹介事業で懸念された米通商政策の売上高への影響が限定的だったほか、前年同期のような賃上げ期待による求職者の流動性鈍化も見られず、大幅増収増益を達成した。ミドル・ハイクラス人材の旺盛なニーズを取り込んだ。 併せて、通期の同利益を従来予想の100億円→112億円に12.0%上方修正。増益率が9.6%増→22.8%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の32円→35円(前期は26円)に増額修正した。 ソフトMAX <3671> [東証G] ★上期経常は2.2倍増益で上振れ着地 ◆25年12月期上期(1-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.2倍の4.4億円に急拡大し、従来予想の2.7億円を上回って着地。医療DX推進の流れを背景に、主力製品である電子カルテなどの医療情報システムの販売が大きく伸びた。 通期計画の7.1億円に対する進捗率は61.4%に達しており、業績上振れが期待される。 併せて、東証スタンダード市場への市場区分変更申請に向けた準備を進めていると発表。 勤次郎 <4013> [東証G] ★上期経常が2.6倍増益で着地 ◆25年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の7.3億円に急拡大して着地。市場ニーズが一段と高まる中、人事・労務・健康管理システムのクラウドライセンス数の獲得が進み、25.6%の大幅増収を達成した。 エクサWiz <4259> [東証G] ★4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は1.3億円の黒字(前年同期は2.9億円の赤字)に浮上して着地した。AIプロダクト事業で生成AIサービス「exaBase 生成AI」とDX人材育成サービス「exaBase DXアセスメント&ラーニング」の導入企業が大きく伸びたことが寄与。生産性改善によってAIソリューションサービス事業の採算が改善したことも黒字化に貢献した。 アジアパイル <5288> [東証P] ★4-6月期(1Q)経常は3.6倍増益で着地 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.6倍の29.4億円に急拡大して着地。大径・大規模工事へのシフトによる効率化を推進する中、国内事業でコンクリートパイル出荷量が大幅に増加したことが寄与。ベトナム子会社の工場稼働率改善や生産量の回復によって海外事業が黒字転換したことも増益に貢献した。 通期計画の68億円に対する進捗率は43.3%に達しており、業績上振れが期待される。 ナルネット <5870> [東証G] ★4-6月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地、今期配当を9円増額修正 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.2倍の1.1億円に急拡大して着地。主力のメンテナンス受託事業で自動車メーカー系リース企業からの受注台数が増加したほか、価格適正化の効果なども寄与し、20.4%の大幅増収を達成した。 併せて、期末一括配当を従来計画の15円→24円(前期は15円)に大幅増額修正した。 小田原エンジ <6149> [東証S] ★上期経常は3.7倍増益で上振れ着地 ◆25年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比3.7倍の20.4億円に急拡大し、従来予想の15.5億円を上回って着地。巻線機事業で下期に予定していた一部の追加治具や改造案件を前倒しで売上計上したことが寄与。原価低減に加え、利益率の高い追加治具、改造案件、消耗品、予備品が好調に推移したことも上振れにつながった。 通期計画の24.4億円に対する進捗率は83.8%に達しており、業績上振れが期待される。 ヒラノテク <6245> [東証S] ★上期経常を31%上方修正 ◆26年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の8億円→10.5億円に31.3%上方修正。減益率が33.4%減→12.6%減に縮小する見通しとなった。一部案件で受注額の見直しが行われ、利益の下振れが一定程度緩和されたことを反映した。 原田工業 <6904> [東証S] ★4-6月期(1Q)経常は41%増益・通期計画を超過 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比41.1%増の9.2億円に拡大して着地。中国市場における日系自動車メーカーの販売低迷などの影響で減収になったものの、収益構造改革の一環として実施した中国子会社の機能再編効果による原価率の低下などが寄与し、採算は大きく改善した。 通期計画の5億円をすでに大きく上回っており、業績上振れが期待される。 松屋フーズ <9887> [東証P] ★今期経常を50%上方修正 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.7倍の11.4億円に急拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の32億円→48億円に50.0%上方修正し、減益率が37.9%減→6.8%減に縮小する見通しとなった。第1四半期の既存店売上高が前年同期比16.6%増と好調に推移したことに加え、固定費の売上高に占める割合が低下したことも織り込んだ。 株探ニュース