ザ・パック、今期経常を一転8%減益に下方修正
投稿:
ザ・パック <3950> [東証P] が8月12日大引け後(15:30)に決算を発表。25年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比17.0%減の30.3億円に減り、従来の3.8%増益予想から一転して減益で着地。 併せて、通期の同利益を従来予想の86億円→76億円(前期は82.8億円)に11.6%下方修正し、一転して8.3%減益見通しとなった。 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益は前年同期比1.3%減の45.6億円に減る計算になる。 直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比13.8%減の17.1億円に減り、売上営業利益率は前年同期の8.0%→6.5%に悪化した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2025年12月期通期の連結業績予想につきましては、百貨店・量販店業界における経営統合や業務提携などの再編による影響に加え、異常気象や物価高騰による景気後退の懸念により、売上高は前回予想を小幅に修正することといたしました。 また、営業利益、経常利益におきましては、設備投資および基幹システムの刷新による減価償却費の増加の他に、在庫管理体制の移行にともなう外部倉庫の契約などにより販管費の増加が見込まれることで、前回発表予想を下回る見通しです。期末配当予想当社は、株主還元を経営上の最重要課題の一つとして考え、安定的な配当を継続することを基本とし、配当性向35%以上を維持し、自社株買いを実施することで総還元性向50%を目指しております。2025年12月期においては、当社は上記の通りに業績予想を下方修正することといたしましたが、期末配当額については配当性向の目安にかかわらずに前回予想の22円00銭(株式分割を考慮しない場合には66円00銭)を据え置くことといたしました。(注)上記の予想は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいて作成しており、実際の業績は様々な要因により異なる可能性があります。