フィンテック、今期経常を3%上方修正
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フィンテック グローバル <8789> [東証S] が8月8日大引け後(16:00)に決算を発表。25年9月期第3四半期累計(24年10月-25年6月)の連結経常利益は前年同期比32.3%増の27.8億円に拡大した。 併せて、通期の同利益を従来予想の30億円→31億円(前期は24.6億円)に3.3%上方修正し、増益率が21.9%増→26.0%増に拡大する見通しとなった。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の12.8億円→13.8億円(前年同期は8.7億円)に7.8%増額し、増益率が47.7%増→59.1%増に拡大する計算になる。 直近3ヵ月の実績である4-6月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の10.7億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の18.5%→31.0%に急上昇した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2025年9月期において、事業承継案件を対象としたプライベートエクイティ投資では大型案件を組成し投資回収に至るなど順調に拡大しております。またトラックオペレーティングリースのアレンジメントによるファンド組成及び商品販売が、期初の想定を上回るペースで拡大しております。さらに、航空機のオペレーティングリースも、案件組成と機体売却が期初計画を上回る見込みとなったため、売上高は前回予想値を上回る見込みとなりました。営業利益及び経常利益については、販管費及び一般管理費において人員増強や当社正社員の給与水準引き上げによる人件費の増加に加え、広告宣伝費、支払手数料などが期初計画より増加する見込みのため、小幅な上振れに留まる見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益の増加に加えて、今後の業績動向等を踏まえて、繰延税金資産の計上額が期初計画より大きくなることが見込まれるものの、本日開示いたしました「特別損失の計上に関するお知らせ」のとおり、特別損失505百万円の影響があるため、予想値は据え置きといたします。なお期末配当予想は、2024年11月6日公表の1株当たり3円に変更はありません。(注)本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。