話題株ピックアップ【夕刊】(2):新日本空調、テルモ、TOYO

投稿:

材料

■新日本空調 <1952>  3,155円   +251 円 (+8.6%)  本日終値
 新日本空調<1952>が後場に急騰。上場来高値を連日で更新した。同社は8日午後1時、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比23.0%増の306億3200万円、経常利益は同2.2倍の23億6300万円となった。受注工事高は同45.7%増の617億円で繰越工事高は同23.5%増の1569億円となった。更なる収益拡大を期待した買いが集まったようだ。大型再開発や工場関連施設の設備投資が引き続き堅調で、受注が拡大した。受注時の採算性向上も寄与。施工体制の最適化によるプロジェクト管理の効率化も進み、収益性が改善した。

■石原産業 <4028>  2,436円   +189 円 (+8.4%)  本日終値
 石原産業<4028>が後場急伸し、新値追い。同社はきょう午後1時ごろ、26年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の37億円から47億円(前年同期比77.1%増)に引き上げた。第2四半期累計の売上高予想も750億円から765億円(同2.7%増)に上方修正。欧州で殺虫剤の販売が好調なほか、為替レートが想定よりも円安で推移していることが主な要因だという。なお、通期業績予想については事業環境が先行き不透明なことから今回は修正せず、第2四半期累計決算の発表時に改めて見直す予定だとしている。

■バローホールディングス <9956>  3,085円   +236 円 (+8.3%)  本日終値
 バローホールディングス<9956>は後場急騰。同社はきょう午後2時、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.8%増の2215億4600万円、営業利益が同35.6%増の70億4500万円となっており、業績を評価した買いが流入した。主力のスーパーマーケット事業は増収増益だった。対面鮮魚販売の体制拡充やアプリを通じた販促など各種施策に取り組んだことで既存店売上高が同5.1%伸長したことが牽引した。一方のホームセンター事業は減収だったものの、プライベート・ブランド商品の構成比の上昇や売価の適正化による売上総利益率の改善、広告のデジタル化や水道光熱費の使用量削減などによる販管費の縮小が奏功しセグメント利益は7割超伸びた。また、7月の月次営業情報も発表した。主力のスーパーマーケットの既存店売上高は前年同月比5.0%増と29カ月連続で前年実績を上回り、ドラッグストアは同0.2%増、ホームセンターは同0.2%減になった。

■テルモ <4543>  2,735.5円   +205.5 円 (+8.1%)  本日終値
 テルモ<4543>が切り返し急。同社は7日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比0.7%増の2599億6500万円、最終利益は同23.5%増の418億4300万円となった。最終利益の通期計画に対する進捗率は29%と順調に推移しており、好感されたようだ。グローバルで医療需要が拡大するなか、地域別では米州が収益増に大きく貢献した。心臓血管カンパニーでは海外におけるインターベンショナルシステムズ事業を中心に伸長。日本ではニューロ事業の売り上げも増加した。血液・細胞テクノロジーカンパニーでは北米における血漿イノベーションビジネスの展開を加速。これに伴い、グローバルブラッドソリューションが好調に推移した。

■月島ホールディングス <6332>  2,580円   +185 円 (+7.7%)  本日終値
 月島ホールディングス<6332>は後場急騰し、上場来高値を更新した。同社はきょう午後2時30分、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算の発表とあわせて、通期業績予想の修正を発表した。最終利益をこれまでの75億円から150億円(前期比2.2倍)に引き上げており、好感した買いを集めている。月島HDは9月1日、固定資産の土地・建物を信託財産とする信託受益権を三井不動産<8801>に譲渡する。第2四半期に譲渡益の約120億円を特別利益として計上する見込み。譲渡は総資産回転率の向上のための施策の一環として実施する。4~6月期は売上高が248億1500万円(前年同期比3.0%増)、営業損益が1億6700万円の黒字(前年同期は2億6700万円の赤字)だった。

■森永製菓 <2201>  2,629円   +181.5 円 (+7.4%)  本日終値
 7日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は4%増益で着地」が好感された。
 森永製菓 <2201> [東証P] が8月7日大引け後(15:30)に決算を発表。26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.8%増の72億円に伸び、4-9月期(上期)計画の125億円に対する進捗率は57.6%に達し、5年平均の46.7%も上回った。

■データセクション <3905>  3,285円   +225 円 (+7.4%)  本日終値
 7日に発表した「東証が信用規制を解除」が買い材料。
 東証が8日売買分から信用取引の臨時措置を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。

■三精テクノロジーズ <6357>  1,980円   +132 円 (+7.1%)  本日終値
 7日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は88%増益で着地」が好感された。
 三精テクノロジーズ <6357> [東証S] が8月7日大引け後(15:30)に決算を発表。26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比87.5%増の9.6億円に拡大し、通期計画の53億円に対する進捗率は前年同期の9.7%を上回る18.1%に達した。

■高砂熱学工業 <1969>  8,490円   +566 円 (+7.1%)  本日終値
 8日に発表した「高砂熱、株式分割を発表」が買い材料視された。
 株式分割並びに株式分割に伴う定款の一部変更及び配当予想の修正等に関するお知らせ

■TOYO TIRE <5105>  3,523円   +228 円 (+6.9%)  本日終値
 TOYO TIRE<5105>が急反発。同社は8日午前11時、25年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績・配当予想を修正した。今期の最終利益予想を従来の見通しから60億円増額し560億円(前期比25.1%減)に引き上げたほか、これまで65円としていた期末配当予想については創立80周年の記念配当5円を加える形で70円に見直し、これらを材料視した買いを集めた。年間配当予想は130円(同10円増配)となる。通期の売上高予想は据え置いた。上期において海上運賃の高騰による影響や原材料価格が想定を下回って推移し、重点商品の販売が好調となった。足もとの業績動向を通期の業績予想に織り込んだ。6月中間期の売上高は前年同期比3.6%増の2834億1000万円、最終利益は同20.7%減の333億3000万円となり、会社計画に対して上振れして着地した。

株探ニュース

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。