外為サマリー:リスクオンのドル買いで147円40銭台に上伸

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為替

 8日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=147円41銭前後と前日の午後5時時点に比べて60銭程度のドル高・円安となっている。

 米連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げ観測が根強く、ドル円相場は朝方に146円72銭まで下押す場面があった。ただ、その後は前日の安値146円69銭が意識されるかたちで下げ渋り、続伸して始まった日経平均株価が上げ幅を広げるとリスク選好的なドル買い・円売りが流入。また、あすからの3連休や夏季休暇シーズンを前に国内輸入企業など実需筋のドル調達需要が活発化しやすい面もあった。午後は自民党が開く両院議員総会での議論を見極めたいとのムードが広がったものの、米関税政策を巡る不透明感が和らいでいることを支えに堅調推移。赤沢亮正経済再生担当相が米東部時間7日(日本時間8日早朝)、米閣僚との会談で対日自動車関税を引き下げる大統領令の発出と日本製品に15%の関税上乗せを是正することを確認したと発表し、リスクオンのドル買いが入りやすいことから午後2時50分すぎには147円40銭台に上伸した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1641ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0050ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=171円61銭前後と同2銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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