鶴見製、4-6月期(1Q)経常は38%減益で着地、上期配当を2円増額修正
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鶴見製作所 <6351> [東証P] が8月8日後場(14:00)に決算を発表。26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比38.3%減の23.4億円に落ち込み、4-9月期(上期)計画の45億円に対する進捗率は5年平均の62.0%を下回る52.1%にとどまった。 同時に、今期の上期配当を従来計画の24円→26円(前年同期は24円)に増額した。 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の14.0%→16.6%に上昇した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2025 年7月 14 日、当社グループ会社である株式会社アロイテクノロジー南部町事業所(鳥取県西伯郡南部町)に、鋳造能力の増強を目的とした新鋳造工場が竣工いたしました。2023 年1月に竣工しました同社八尾工場に続く新鋳造工場の完成により、当社中核事業である水中ポンプの鋳物部品の内製化をより強化いたします。 また、それとともに南部町事業所の加工機械設備も増強し、同敷地に隣接しております当社米子工場の造形研究所の砂型積層造形装置(3D プリンタ)で造形した鋳型を活用することで、砂型成型から鋳造、加工完成まで一貫したものづくり体制を構築できることとなり、『短納期・高精度・高品質な部品製作』を可能とし、鋳造事業とのシナジー効果にも寄与いたします。 これを記念し、中間配当につきまして1株当たり2円の記念配当を実施いたします。これにともない中間配当額は直近の配当予想額に1株当たり2円を加算し 26 円とさせていただきたく存じます。 当社では、株主の皆様に対する配当に関しまして、長期的な視野に立った積極的な事業展開に備えたキャッシュ・フローを確保しつつ、株主還元として安定配当を行うことを資本政策の基本的な考え方としております。 今後も、当社は社会インフラに必要とされる製品づくりを通じて皆様のご期待に沿えるように製品供給に万全な体制を整備し、社会貢献を図って参ります。