日本化が一時S高、電子セラミック需要増など追い風に今期業績・配当予想を上方修正

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 日本化学工業<4092.T>が一時ストップ高の水準となる前営業日比500円高の2668円に買われ、年初来高値を更新した。同社は7日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績・配当予想を増額修正しており、ポジティブ視されたようだ。今期の売上高予想はこれまでの見通しから15億円増額して405億円(前期比4.3%増)、最終利益予想も15億円増額して26億円(同1.6%増)に引き上げた。最終利益は減益予想から一転して増益を計画する。年間配当予想は14円増額して120円(同28円増配)に見直した。

 4~6月期において、車載向けと通信向けの電子セラミックの需要と、ホスフィン誘導体の触媒向けの需要が増加した。売上高の増加と原価改善の効果を見込み、業績予想を見直した。4~6月期の売上高は前年同期比5.5%増の109億4900万円、最終利益は同3.9%減の12億300万円だった。

出所:MINKABU PRESS

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