テスHD、前期経常を一転赤字に下方修正、配当も2.54円減額
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テスホールディングス <5074> [東証P] が8月7日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年6月期の連結経常損益を従来予想の4億円の黒字→6.5億円の赤字(前の期は76.6億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1.6億円の黒字→8.9億円の赤字(前年同期は62億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。 業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の7.66円→5.12円(前の期は16円)に大幅減額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 売上高及び営業利益につきましては、エンジニアリング事業における受託型EPC(再エネ)が好調に推移し、エンジニアリング事業全体で計画を上回る見込みである一方、エネルギーサプライ事業におけるO&M、電気小売供給及びバイオマス燃料が計画よりも低調に推移する見込みであり、売上高及び営業利益共に前回発表予想を下回る見込みとなりました。 経常利益につきましては、下記3.の営業外費用の計上に加え、2025年6月期末における為替差損の評価影響(デリバティブ評価損益の影響除く)等を考慮した結果、前回発表予想を下回る見込みとなりました。 親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前回発表予想は下回るものの、前回発表予想で見込んでいた特別利益の計上に加え、法人税等調整額(益)の計上等を考慮した結果、予想値は200百万円となる見込みとなりました。 上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。 当社の配当政策は、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、株主への利益還元を重視し安定した配当を継続して実施していくことを基本方針としており、1株当たり配当金を為替予約に係るデリバティブ評価損益の影響を除いた1株当たり連結当期純利益で除した金額を連結配当性向と定義した上で、連結配当性向30%を目安に配当を実施し、業績向上に伴って還元拡充を図ってまいります。 上記の配当政策のもと、修正後の連結業績予想の1株当たり連結当期純利益からデリバティブ評価損の影響を除いた金額に基づいて連結配当性向30%を目安に配当を実施することとし、修正後の配当予想につきましては、前回発表予想よりも2.54円減配し、1株当たり5.12円といたします。修正後の配当予想の前提は以下のとおりであります。修正後の連結業績予想からデリバティブ評価損の影響を除いた親会社株主に帰属する当期純利益(予想) 1,202百万円修正後の連結業績予想からデリバティブ評価損の影響を除いた1株当たり連結当期純利益(予想) 17.05円連結配当性向 30%修正後の1株当たり配当金(予想) 5.12円 上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。