住友林、今期経常を一転14%減益に下方修正

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決算

 住友林業 <1911> [東証P] が8月7日後場(15:00)に決算を発表。25年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比5.9%減の874億円に減った。
 併せて、通期の同利益を従来予想の2050億円→1700億円(前期は1979億円)に17.1%下方修正し、一転して14.1%減益見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益は前年同期比21.4%減の825億円に減る計算になる。

 業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の121.5円→100円(前期は1→3の株式分割前で145円)に減額修正した。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比7.6%減の501億円に減り、売上営業利益率は前年同期の9.8%→7.9%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  建築・不動産事業において、米国戸建住宅における販売戸数、利益額が前回公表時の想定を下回ること、また、米国不動産開発事業における利益額が前回公表時の想定を下回ることを主因に、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前回公表値を下回る見込みです。

  当社は、株主の皆様への利益還元を、経営上の最重要課題の一つと認識し、配当性向を親会社株主に帰属する当期純利益の30%以上とし、利益水準に応じた還元を行うとともに、安定的な配当を実施する観点から、1株当たり年間配当金の下限を150 円(株式分割考慮前金額/株式分割考慮後は50 円)とすることを基本方針としております。 上記基本方針を踏まえ、当期業績等を総合的に勘案した結果、第2 四半期末配当予想につきましては、直近の配当予想の1 株当たり91 円00 銭から75 円00 銭(株式分割考慮前金額)に修正いたします。また、期末配当予想につきましては、直近の配当予想の1 株当たり30 円50 銭から25 円00 銭(株式分割考慮後の金額)に修正いたします。(注)本資料に記載されている業績予想に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。

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