フジクラが後場急騰し新高値、データセンター向け好調で今期は一転連続最高益更新へ
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フジクラ<5803.T>が後場に急騰。上場来高値を連日で更新した。同社は7日午後2時、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。今期の最終利益予想は従来の見通しから130億円増額して1030億円(前期比13.0%増)に引き上げた。減益予想から一転して前期に続き過去最高益の更新を計画。生成AIの普及に伴い、データセンター向けの需要が伸長する。年間配当予想については20円増額し150円(前期比50円増配)とした。発表直後に株価は乱高下したものの、次第に業績を評価した買いが優勢となった。 今期の売上高予想は390億円増額して9960億円(前期比1.7%増)に上方修正した。4~6月期の売上高は2679億800万円(前年同期比22.7%増)、最終利益は313億1800万円(同63.9%増)だった。加えて同社は、生成AIの普及に伴うデータセンター市場での需要増加に対応するため、新工場を建設すると発表。光ファイバーと光ファイバーケーブルの設備能力の増強を図る。投資予定額は約450億円。29年度の稼働開始を予定する。 出所:MINKABU PRESS