淀川鋼が大幅高で半年ぶりに年初来高値更新、今3月期の業績予想の修正と配当増額を好感
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淀川製鋼所<5451.T>が大幅高で3連騰。一時9%近い上昇で1303円まで駆け上がり、2月12日につけた1214円を払拭し約半年ぶりに年初来高値更新となった。同社は独立系鉄鋼メーカーで表面処理鋼板の大手だが、6日取引終了後に26年3月期業績予想の修正を発表、最終利益は従来予想の104億円から115億円(前期比15%減)に増額した。米関税政策による需給バランスへの影響が足もとで限定的なものにとどまっているほか、原料コストが想定に至らず利益率の改善が反映される見通しとなった。利益見通しの上方修正とあわせ、配当についても従来計画から6円上乗せし60円とすることも併せて発表している。これに伴い配当利回りは前日終値換算で5%強まで上昇、これを好感する形で朝方から大口の買いを呼び込む格好となった。 出所:MINKABU PRESS