安永がS高カイ気配、今期業績予想を引き上げスマホ向け新製品の量産開始を発表◇
投稿:
安永<7271.T>がストップ高の水準となる前営業日比100円高の628円でカイ気配となった。同社は6日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。今期の売上高予想は従来の見通しから2億円増額して317億円(前期比0.7%増)、最終利益予想は5000万円増額して3億円(同59.6%減)に引き上げた。更に、電子機器用の放熱部品に向けて、村田製作所<6981.T>と共同で開発した新製品「ウィック」について、スマートフォン市場での採用に至り、量産を開始したと公表。今後の収益貢献への期待も高まり、投資資金の流入を誘発した。 エンジン部品事業では北米における駆け込み需要などを背景に、当初の見込みを上回って推移。国内の新規ラインの本格稼働や新規事業の量産開始による効果もあり、業績予想に反映した。4~6月期の売上高は前年同期比14.0%増の80億1900万円、最終損益は2億500万円の黒字(前年同期は1億7300万円の赤字)となった。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS