5日の米株式市場の概況、NYダウ61ドル安 米ISM非製造業指数は予想に反し悪化

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 5日の米株式市場では、NYダウが前日比61.90ドル安の4万4111.74ドルと小反落した。7月の米ISM非製造業景気指数が50.1と市場予想に反して前月比で悪化した。トランプ関税を背景とした米国景気の先行き懸念が広がるなかで、株売りが促された。もっとも、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測も強まっており、下値を探る姿勢は限られた。

 ビザ<V>やマクドナルド<MCD>が軟調推移。アクセンチュア<CAN>やイートン<ETN>が売られ、トランス・ダイム・グループ<TDG>やヒムズ&ハーズ・ヘルス<HIMS>が大幅安となった。一方、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が頑強。ファイザー<PFE>が買われ、CVSヘルス<CVS>やニューモント<NEM>が堅調。アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド<ADM>が急伸した。

 ナスダック総合株価指数は137.04ポイント安の2万0916.55と反落した。マイクロソフト<MSFT>やメタ・プラットフォームズ<META>、エヌビディア<NVDA>が値を下げ、ブロードコム<AVGO>やアプライド・マテリアルズ<AMAT>が株価水準を切り下げたほか、マイクロストラテジー<MSTR>やコインベース・グローバル<COIN>が安く、バーテックス・ファーマシューティカルズ<VRTX>とフロンティア・グループ・ホールディングス<ULCC>が急落した。半面、アマゾン・ドット・コム<AMZN>がしっかり。パランティア・テクノロジーズ<PLTR>が値を飛ばし、スター・サージカル<STAA>やアクソン・エンタープライズ<AXON>が大幅高となった。

出所:MINKABU PRESS

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