米外為市場サマリー:米金利低下に一服感が出るなか一時147円80銭台に上伸

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為替

 5日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円62銭前後と前日と比べて50銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=170円87銭前後と同70銭弱のユーロ高・円安だった。

 1日発表の米7月雇用統計をきっかけに進んだ米長期金利の低下に一服感が出て、日米金利差が縮小するとの見方が後退するなかドル買い・円売りが先行。この日に発表された7月の米サービス部門購買担当者景気指数(PMI)確報値が市場予想を上回ったこともドルの買い手掛かりとなり、ドル円相場は一時147円83銭まで上伸した。ただ、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した7月の非製造業(サービス業)景況感指数が市場予想を下回ったことが分かるとドルは伸び悩み。米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が根強いこともドルの重荷で、147円30銭近辺まで押される場面があった。一方、米景気懸念からユーロ買い・ドル売りが入りやすく、ユーロは対円でも堅調だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1575ドル前後と前日に比べて0.0004ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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