外為サマリー:147円10銭台近辺で一進一退、米利下げ観測が上値圧迫

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為替

 5日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=147円17銭前後と前日午後5時時点に比べ70銭程度のドル安・円高。ユーロ円は1ユーロ=169円96銭前後と同1円03銭程度のユーロ安・円高で推移している。

 前日のニューヨーク市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)による9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が強まり、米長期金利が低下した。日米金利差が縮小に向かうとの見方はドル円相場には重荷となった。一方、この日は為替決済が集中する「5・10日(ごとおび)」だった。日本の輸入企業によるドル買い観測があって、ドル円は朝方の146円60銭台から戻り歩調となり、正午過ぎに147円20銭台に乗せた。もっとも、退任するクグラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事の後任人事に関し、金融緩和派が就任するとの思惑はドル円の上値を圧迫する要因となり、午後は147円ちょうど近辺から147円20銭台の間で一進一退の動きとなった。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1548ドル前後と同0.0015ドル程度のユーロ安・ドル高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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