三菱重は上場来高値更新、ガスタービンなど伸長し4~6月期最終利益10%増
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三菱重工業<7011.T>が後場に買われ、上場来高値を更新した。同社は5日午後1時30分、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高が前年同期比7.4%増の1兆1936億5200万円、事業利益が同24.7%増の1041億6200万円、最終利益が同9.5%増の682億2700万円となった。ガスタービン関連などが好調に推移し、最終利益の通期計画に対する進捗率は約26%と順調なスタートとなった。もっとも、この日はオーストラリア政府が次期フリゲート艦について、同社が建造する艦船を選定したことが明らかとなり、決算発表前にすでに上昇圧力が掛かっていた。決算発表を受けて高値を更新した後は目先の利益確定売りに押される場面があったが、プラス圏を維持するなど頑強な動きをみせている。4~6月期は「エナジー」「プラント・インフラ」「航空・防衛・宇宙」の3セグメントで増収増益になった。受注高は大型案件を複数受注していた前年同期と比べ4%減の1兆7686億円となったが、高水準を維持した。 出所:MINKABU PRESS