ヤマハ発、今期最終を一転58%減益に下方修正(訂正)
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ヤマハ発動機 <7272> [東証P] が8月5日後場(13:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結最終利益は前年同期比52.9%減の531億円に大きく落ち込んだ。 併せて、通期の同利益を従来予想の1400億円→450億円(前期は1080億円)に67.9%下方修正し、一転して58.4%減益見通しとなった。 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益は81億円の赤字(前年同期は47.8億円の赤字)に赤字幅が拡大する計算になる。 直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結最終利益は前年同期比60.6%減の224億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の10.8%→6.2%に大幅低下した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2025年12月期第2四半期(中間期)連結会計期間の業績につきましては、MC事業において第1四半期に一時的な生産・出荷停止が起きたベトナムに加え、インドで販売台数が減少しました。また、マリン事業では主要市場の米国において需要が想定を下回りました。これらの背景により、売上収益、営業利益ともに想定を下回りました。 2025年12月期通期の連結業績予想につきましては、上記の販売減少の他、インドネシアでの自動車税の増税による需要への影響と米国の追加関税によるコストの増加により、更なる売上・利益の減少が見込まれます。それらを踏まえ繰延税金資産の一部取り崩しリスクを織り込み、売上収益・各利益を上記のとおり修正いたします。 通期の為替換算レートは、米ドル147円(当初予想比2円の円安、前年比5円の円高)、ユーロ161円(当初予想比6円の円安、前年比3円の円高)を前提としています。 なお、年間配当予想につきましては、変更ございません。