「データセンター」が首位、AI半導体周辺と原発関連などにも人気波及<注目テーマ>

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 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「データセンター」が首位となっている。

 生成AI市場が急速な成長を遂げるなか、AIサーバーやネットワーク機器を設置・保管するデータセンターの建設需要が世界的に増勢の一途となっている。一時は米マイクロソフト<MSFT>などビッグテックがAIサーバーへの過剰投資を警戒して自重する動きも観測されたが、オイルマネーなどが「ソブリンAI」構想に参画する形となり、再びデータセンターに代表されるAIインフラ投資の拡充に向けた思惑が増幅されている。アラブ首長国連邦(UAE)は「スターゲートUAE」を始動させ、データセンター建設に巨額投資を行い、2026年までに最大で世界人口の半数にAIサービスを提供することを可能としたデータセンターを稼働する構想を標榜し、マーケットの耳目を驚かせた。

 そうしたなか、米エヌビディア<NVDA>の「ブラックウェル」などAI用半導体の需要が爆発的に伸びていることは周知の通りだが、これ以外に膨大な需要が創出されているのが「電力」である。国際エネルギー機関(IEA)によると米国だけで30年にデータセンターの電力消費量は現在の2.3倍化すると試算されている。この状況下で米大手ITが原子力発電による電力調達に向けて、積極的な設備投資を計画している。これまでデータセンター関連としては、データセンター運営会社やAI用半導体以外では、インフラに不可欠となる光ファイバーなど光関連部材を製造する企業や電気・空調工事を手掛ける企業などが物色人気を集めていたが、データセンター案件での商機拡大のシナリオが原発関連株にも広がってきた。

 物色の裾野の広がりは全体相場の底上げにも貢献しており、今後も関連株の動向から目が離せない。東京エネシス<1945.T>、三機工業<1961.T>、AGS<3648.T>、さくらインターネット<3778.T>、データセクション<3905.T>、古河電気工業<5801.T>、フジクラ<5803.T>、オキサイド<6521.T>、精工技研<6834.T>、santec Holdings<6777.T>などのほか、原発関連の三菱重工業<7011.T>、東京電力ホールディングス<9501.T>、北海道電力<9509.T>、日本製鋼所<5631.T>、イーグル工業<6486.T>、日本ギア工業<6356.T>なども併せて注目となる。

出所:MINKABU PRESS

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