ティラドが気配値のまま新値街道突入、今3月期業績予想の大幅増額がサプライズに
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ティラド<7236.T>は大口の買い注文に寄り付き商いが成立せず、気配値で水準を切り上げる展開。7月25日につけた5070円の年初来高値を上回り新値圏に突入した。自動車向けを主力にラジエーターなど熱交換器を製造するが、足もとの業績は会社側の想定を大幅に上回って推移している。4日取引終了後に26年3月期通期業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の1400億円から1510億円(前期比横ばい)、営業利益は36億円から66億円(同10%減)に増額した。今期の業績については、米関税政策などによる影響で減収大幅減益を見込んでいたが、かなり保守的に傾斜していたこともあって、足もとの状況を鑑みて従来予想を見直した。依然として営業減益見通しにあるものの、大幅な上方修正はポジティブサプライズとなった。PERやPBRが超割安圏に放置されていることや、高配当利回りも改めて注目されている。 出所:MINKABU PRESS