米外為市場サマリー:日米金利差縮小が意識され一時146円80銭台に軟化
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4日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円09銭前後と前週末と比べて30銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=170円20銭前後と同60銭程度のユーロ安・円高だった。 ドル円相場は日本時間夕方に148円09銭まで値を戻す場面があったものの、1日発表の米雇用統計が低調な内容だったことが尾を引き海外市場では再びドル売り・円買いが優勢となった。米景気減速懸念が強まるなか、米連邦準備理事会(FRB)が次回9月会合で利下げに踏み切るとの観測が広がっており、米長期金利は約1カ月ぶりの水準に低下。日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いに押されるかたちで一時146円87銭まで軟化した。その後は下げ渋る動きとなったが、この日に発表された6月の米製造業新規受注が前月比で4.8%減となったことなどが重荷となり戻りは鈍かった。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1571ドル前後と前週末に比べて0.0015ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS