<動意株・4日>(前引け)=大塚商会、コラボス、コカBJH

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 大塚商会<4768.T>=急伸。前週末1日の取引終了後、25年12月期の連結業績予想について、売上高を1兆2130億円から1兆2610億円(前期比13.8%増)へ、営業利益を823億円から862億円(同15.9%増)へ、純利益を550億円から587億円(同9.8%増)へ上方修正したことが好感されている。国内景気の緩やかな回復を背景に企業のIT投資需要が底堅く推移していることを取り込み、上期決算が計画を上回ったことを織り込んだ。同時に発表した6月中間期決算は、売上高6951億3200万円(前年同期比22.0%増)、営業利益491億7300万円(同26.6%増)、純利益341億2700万円(同26.7%増)だった。コンサルティングからシステム設計・開発、搬入設置工事、ネットワーク構築まで最適なシステムを提供するシステムインテグレーション事業が好調だったほか、オフィスサプライ通信販売事業「たのめーる」やサポート事業「たよれーる」などのストックビジネスに注力したことも寄与した。

 コラボス<3908.T>=ストップ高カイ気配。320円近辺のもみ合いを満を持して上放れる動き。コールセンター向け通信インフラをクラウドシステムで提供しており、AIコールセンターにも展開する。足もとの業績は会社側想定を上回って好調に推移している。前週末1日取引終了後に26年3月期中間期(25年4~9月)業績の修正を発表、売上高は従来見通しの8億3000万円から8億8000万円(前年同期比11%減)、営業利益は1000万円から4000万円(同11%増)にそれぞれ増額した。営業利益は減益予想から一転して2ケタ増益を見込む。AIコールセンターシステム「VLOOM」が好調で収益を押し上げており、これを材料視する買いを呼び込んだ。

 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579.T>=切り返し急。前週末1日取引終了後、取得上限1500万株(自己株式を除く発行済み株数の8.7%)、または300億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は11月1日~来年10月31日。また、あわせて既存の中期経営計画を上方修正し、新たな中計として策定したことを明らかにしており、評価した買いが集まっている。新中計では最終年度となる30年12月期に売上高1兆円、事業利益800億円以上とし、1株当たり配当金を140~150円とする目標を掲げた。累計で1500億円の自社株買いも実施する予定だ。同時に25年12月期連結業績予想の修正を発表した。足もとの増益トレンドなどを織り込み、事業利益は200億円から230億円(前期120億4600万円)へ上方修正した一方、最終損益については減損損失の計上に伴い110億円の黒字から一転485億円の赤字(同73億900万円)へ下方修正した。売上高は従来予想を据え置いた。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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