カシオが大幅反落、米国関税影響を織り込み26年3月期営業利益予想を下方修正

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 カシオ計算機<6952.T>が大幅反落している。前週末1日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想について、売上高は2700億円(前期比3.1%増)の従来見通しを据え置きつつ、営業利益を240億円から210億円(同47.5%増)へ、純利益を165億円から150億円(同86.0%増)へ下方修正したことが嫌気されている。時計事業を中心に米国の関税政策の影響を織り込んだことが要因としている。

 同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高621億9100万円(前年同期比4.6%減)、営業利益37億3000万円(同17.6%減)、純利益37億2100万円(同39.8%減)だった。米国の関税の影響や、為替が1ドル=144円60銭(前年同期155円90銭)、1ユーロ=163円80銭(同167円90銭)、1人民元=20円(同21円50銭)となったことで利益率が低下した。

出所:MINKABU PRESS

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