カルビーが後場下げ幅を拡大、第1四半期は営業利益31%減
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カルビー<2229.T>が後場下げ幅を拡大している。正午ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高822億3400万円(前年同期比5.9%増)、営業利益52億9500万円(同31.0%減)、純利益35億4500万円(同49.9%減)と大幅減益で着地したことが嫌気されている。 50周年を迎えたポテトチップスで「堅あげポテト」が引き続き堅調に推移したことや、30周年を迎えたじゃがりこの定番品を中心とした好調な販売や価格改定効果により、国内スナック菓子が伸長。国内シリアル食品で「マイグラ」などの定番品の伸長もあり、売上高は増収となったが、せとうち広島工場稼働に伴う減価償却費などが増加。また、海外事業における英国やインドネシアでの原材料費の上昇なども響き、減益を余儀なくされた。 なお、26年3月期通期業績予想は、売上高3450億円(前期比7.0%増)、営業利益298億円(同2.5%増)、純利益205億円(同1.8%減)の従来見通しを据え置いている。 出所:MINKABU PRESS