JET、今期経常を一転赤字に下方修正、配当も無配転落
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ジェイ・イー・ティ <6228> [東証S] が7月31日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年12月期の連結経常損益を従来予想の6.9億円の黒字→19.1億円の赤字(前期は6.6億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。 同時に、1-6月期(上期)の連結経常損益も従来予想の1.3億円の黒字→17.2億円の赤字(前年同期は5.2億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。 業績悪化に伴い、従来7円を計画していた期末一括配当を見送り、5期ぶりに無配転落(前期は6円)とする方針とした。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2025年12月期 第2四半期(中間期)連結会計期間につきましては、中国半導体メーカー向け洗浄装置の一部にて、上期に予定していた装置立上が、客先の要望により下期にずれ込むこととなり、また、日本国内市場向けの洗浄装置も客先からの追加の仕様要求に対応するため下期にずれ込むこととなったため、売上高は前回予想を下回る見通しとなりました。利益につきましても、中国市場にて国産メーカーと競合の上受注した案件、カスタマイズ要素の多い新規案件など利益率の低い装置を計上し、加えて製品(1,340百万円)及び部材(200百万円)の棚卸評価損等の計上により営業利益、経常利益は前回予想を大きく下回り、親会社株主に帰属する当期純利益については、繰延税金資産の取り崩しに伴う法人税等調整額の計上(760百万円)等も加わり、前回予想を大きく下回る見通しとなりました。 2025年12月期連結業績予想につきましては、韓国メモリーメーカー、中国ファウンドリ向け装置立上が来期にずれ込む事態となり、中国ファウンドリ及びメモリーメーカーから受注を想定していた装置においても投資計画が延期となっており、売上高は前回予想を大きく下回る見通しとなりました。また利益につきましても、売上高予想の減少に加え、上記2025年12月期 第2四半期(中間期)連結業績予想の修正の理由により、前回予想を大きく下回る見通しとなりました。 2025年12月期における1株当たりの期末配当予想につきまして、前回予想は1株当たり6円としておりましたが、通期の業績予想が大幅に未達となったことから、誠に遺憾ではございますが、無配に修正いたします。